清原亜希、“清原姓”使用でスポンサー離れも……「旧姓のままだと無名モデル」のジレンマ
元プロ野球選手の清原和博容疑者が、2日、覚せい剤取締法違反容疑で警視庁に逮捕されたが、同時に注目を集めることとなったのが元妻でモデルの清原亜希の存在だ。
清原と亜希は2000年に結婚し、02年に第1子(長男)、05年に第2子(次男)をもうけている。14年3月、清原が週刊誌で薬物疑惑を報じられると、その後、離婚。2人の息子の親権は亜希が持ち、女手ひとつで子どもたちを育てることになった。
戸籍上の姓は明らかにしていないが、離婚後も、亜希は「清原姓」を名乗り続け、雑誌のモデルなどとして活動している。正直、これに違和感を持つ人も多いだろう。
亜希は1984年、『ミス・セブンティーンコンテスト』の全国大会でスカウトされ、旧姓の「木村」でデビュー。工藤静香、柴田くに子とともに、「セブンティーンクラブ」を結成し、レコードも出したが、85年に解散。86年にアイドルグループ「B・C・G」のメンバーとなり活動したが、まったく鳴かず飛ばず。同グループは短期間で解散し、亜希はモデル業に活路を求めた。
しかし、独身時代はパッとせず、売れるようになったのは、結婚後「清原姓」を名乗るようになってから。主婦向けファッション誌「STORY」(光文社)の表紙モデルに起用されるなど、主に30~40代女性向けファッション雑誌で活躍し、カリスマ的存在となり、離婚後の昨年4月には、『お弁当が知ってる家族のおはなし』(集英社)を出版して、息子たちのために作った弁当の写真を披露。ママモデルとしての地位を確固としたものにしている。
その亜希が窮地に立っている。清原姓を名乗っているため、元夫の逮捕によって仕事に影響が出ているという。雑誌の広告スポンサーからストップがかかり、予定されていた撮影がキャンセルされる事態となっているのだ。亜希の周囲では、旧姓に戻すことを勧める者もいるというが……。
「超有名人の元夫が逮捕され、いまだにその姓を使って活動している以上、当面、亜希への風当たりは強くなり、仕事は激減するでしょうね。雑誌に広告を出しているスポンサー側としたら、離婚したとはいえ、イメージが悪いですから。ただ亜希が売れるようになったのは、結婚後に“清原ブランド”を生かしたからであって、今さら芸名を旧姓の『木村』に戻しても、それこそ誰だがわからなくなります。本人も、『モデル・清原亜希』にこだわりがあるようなので、芸名はそのままで行く可能性が高いのではないでしょうか」(芸能マスコミ関係者)
いわば、元夫の知名度で現在のモデルとしての地位を確立した亜希。今は苦しい時期だが、「木村亜希」に戻したのでは、それこそ仕事を取れなくなる可能性は大きい。彼女は今後、究極の選択を強いられることになりそうだ。
(森田英雄)