オバマ大統領夫妻、テレビ番組でのバレンタイン動画でラブラブをアピール
「ミシェル。今年のバレンタインデーは、きみを大事に優しく扱うよ。ズッキーニ・ブレッドを作り、(料理も)きみ好みに皿に野菜を盛り付けよう」と身ぶり手ぶりを交えながら語りかけ、「そして、(ケーブルテレビの)HGTVで『エレンのデザイン・チャレンジ』を見るきみに、マッサージをしてあげよう」と言いつつ怪訝な表情を浮かべる。観客は、オバマ大統領がモニターに表示されている原稿を呼んでいることに気づき、失笑する。
その後、オバマ大統領はにこにこしながら、「きみのことをとても愛しているから、私は、きみが思っている以上に、きみを“オバマケア”しているんだよ。そう、“オバマ、ケア”だ!」と発言。13年に施行された大不評のアメリカ国民皆保険制度の“オバマケア”と、オバマが関心を持ち気にかけているという意味の「オバマ、care」をかけたジョークを飛ばし、観客を爆笑の渦に巻いた。
次に大統領は真顔になり、「ミシェル、私は大統領として多くの選択をし、判断を下してきたが、人生の中で最高の選択はきみを選んだことだ」「私に我慢してついてきてくれて、ありがとう。愛しているよ」と言い、「エレン、ハッピーバレンタインデー! チャンネルはそのままで!」とカメラを指し、おどけてみせた。
『エレンの部屋』を通して、全米にラブラブな姿を見せつけたオバマ大統領夫婦。実はこの2人、度々不仲説は流れるものの、仲良しカップルとして知られ、「禁断の愛を貫いた相思相愛夫婦」という都市伝説まで持っている。「禁断の愛」とは「同性愛」のこと。「ミシェル夫人は男として生まれたトランスジェンダー説」なるものが流れているのである。「喉仏がある」「肩幅など骨格的に男」「ドレスにもっこりとイチモツが浮き上がっていた」といった証拠を検証したサイトや動画が多く出回っており、盛り上がっているのだ。しかし、あくまで都市伝説であり、大半のアメリカ人は「ばからしい」と感じているようである。
黒人貧困街出身ながらも、努力で名門プリンストン大学からハーバード法科大学院に進み、弁護士になったミシェル夫人。オバマ大統領と結婚してからは彼の仕事を最優先させ、サポート役に徹してきた。頭脳明晰な彼女をオバマ大統領も頼りにしており、気さくな人柄もあって、彼女の好感度は抜群。「ミシェル夫人こそ、大統領に!」という声も多く、大統領選出馬を期待する声もあったほど。
今回のオバマ大統領へのビデオメッセージでも、最後に、「なにをすべきか、言わなくてもわかるわよね」と言うなど、強気で情熱的な肉食系の顔を見せてくれたミシェル夫人。2人がホワイトハウスで、どれだけホットなバレンタインデーを過ごしたのか、とても気になるところである。