カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「BAILA」12月号

「BAILA」が井森美幸召喚!! 例のダンスを“誇り”と語る彼女に、アラサーが学ぶべきこと

2016/02/01 21:00
「BAILA」2016年2月号(集英社)

 先月号から新しく始まった連載「辻直子さんから、30歳のあなたへ―おしゃれの可能性を広げる“目線”―」。今月号のテーマは「自由に身につける『スカーフ』」です。アラサーの筆者としては、「そろそろ使ってみたいけど、うまく着こなす自信がない」という筆頭アイテムなのですが、辻さん自身も最初は「『こなす』のが難しいアイテムだな」と思っていたのだとか。しかし、鏡の前でさまざまと試しているうちに「『こう巻かなければ』ということはない」と気づいたのだそうで、今回は辻さん直伝「自分だけの1枚を見つける方法」を伝授しています。

 筆者もそれを受けて「スカーフ買ったる!」と、早速鼻息荒くエルメスに足を踏み入れてみたのですが、エルメスのお姉さんに声をかけることができず、すごすご帰ってまいりました。そもそもエルメスってどんな服着ていけばいいの。辻さん、まずは「高級ブランドの店員と臆せず話す方法」から伝授してください。ということで、そんな「BAILA」2月号(集英社)を早速見ていきましょう。

<トピックス>
◎女子に会う日のニット、男子に会う日のニット
◎「このまま一生ひとりかも…」と思ったときに 30歳の不安に効く、本・マンガ・映画30
◎カッコイイ先輩列伝141 井森美幸

■「パステルカラー=男を狙っている」理論

 今月号の「BAILA」大特集は「LOVE KNIT」と称して、さまざまなニットの着こなしを紹介してくれます。内容的には1回でも「BAILA」を購入したことがある人なら特に新たに学ぶべきことはない内容だったので割愛するとして、ご紹介したいのは「LOVE KNIT番外編 さらなる素敵はTPPOにマッチしてこそ!女子に会う日のニット、男子に会う日のニット」です。TPPOとは、TPOに「P=PERSON(誰と)」という概念をプラスした言葉。「高見え」「週4ブランド」の次なる「BAILA」ワードとなりそうな「TPPO」を先月に引き続き使用しています! 果たしてPERSONが男性か、女性かに括るだけでTPPOを語れるのか甚だ疑問です。

 そんな「男子に会う日」編では女子のニットについて4人の男性にインタビューをしています。ちょっと抜粋しますので、Nさんという男性に着目して内容をご覧ください。

A「グレーはいい!グレーとかネイビーって、無条件に好き」
S「グレーっておしゃれに見えるし、女性がかわいらしく見える色」
N「僕はパステルピンクも可愛らしくて好きなのですが……」
S「ピンクは少し甘いよね。パステルカラーとか、狙っている感じがしちゃうかも」
M「媚びているのかな、とか」

A「素材もモヘアだと頑張っているな、と感じちゃう」「大人の女性がパステルのモヘアだとシーンにもよると思うのですが、飲み会とかだったら『婚活中かな』と思ってしまう」
N「ふーん、僕はモヘアって、実は大好きな素材のひとつ。女性らしくてかわいいと思いますよ」
S「うーん、モヘア……。僕は特に惹かれる、ということはないですね」

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