「アメリカを動かす女」オプラ・ウィンフリー、たった1ツイートで14億円を稼ぎ出す!
そんなオプラが昨年10月、大手ダイエット・プログラム会社の「ウェイト・ウォッチャー」と契約を結んだ。同社は、妊娠によってふくよかになった歌手ジェシカ・シンプソンを、産後、史上最高ボディにしたことで有名で、肥満に悩む世界中の人々を健康的に痩せさせた実績がある。オプラは、「ウェイト・ウォッチャーのスマホアプリを利用し、パーソナルコーチのアドバイスを受ける」「オプラ・ウィンフリーの名前、イメージを使って、体験談を語り、広告にも出演する」という5年間の契約を結び、その上で、同社の発行済み株式の10%に相当する新規発行株式を購入。1株6.79ドル(約800円)を640万株購入し、約4,320万ドル(約51億円)を投資した。
「ウェイト・ウォッチャー」は63年に設立された老舗だが、ここ数年、業績は低迷。スマホアプリは19.95ドル(約2,400円)と安くないが、オプラの影響力で巻き返そうと試みたよう。その読みは大当たりし、オプラ効果は即座に表れ、契約発表直後に同社の株価は急上昇し、一時10.36ドル(約1,200円)まで上がった。
そして、今回オプラが動画をTwitterで公開した直後から株価は再びぐんぐん上がり、2ドルほど値を上回る、13.29ドル(約1,600円)に達した。米メディアは、「たった1ツイートで1,250ドル(約14億8,000万円)稼いだ」「1時間で300万ドル(約3億5,000万円)稼いだ計算になる」と大々的に報道。「さすがオプラだ」と全米が脱帽した。
あらためて、すさまじい影響力を見せつけたオプラ。アメリカの政治においても、彼女が支持する候補は当選するといわれるほどだが、16年の米大統領選挙においては「私の役割はない」と、誰も応援しないことを明言している。共和党候補者指名争いに名乗りを上げているドナルド・トランプが「オプラが大好き。彼女なら文句なしの素晴らしい副大統領になれる。ぜひ、一緒に大統領選を戦ってほしいね」とアプローチしていたが、あの偏屈なドナルドでさえ、彼女の力を認め、オプラ効果にあやかりたいと思っているのだ。
せっかくダイエットに成功したオプラ、このまま体重を維持できるのかにも注目が集まっている。