チャーリー・シーンが11歳の愛娘を「豚娼婦」と罵っていたことが明るみになり、非難殺到
昨年11月にHIV感染をカミングアウトし、勇気ある英断だと株を上げた俳優のチャーリー・シーン(50)。HIV感染後も彼を支え続けると宣言していた2番目の妻デニス・リチャーズ(44)から訴えられ、子どもたちへの信じられない暴言が明るみになり、かつてないほどの危機に瀕している。
チャーリーとデニスは、パロディ映画『ローデッド・ウェポン1』で共演したことがきっかけで交際を開始。2001年12月に婚約し、02年6月に結婚した。デニスは04年3月に長女サム、05年6月に次女ローラを出産しているが、ローラを妊娠中の05年3月に離婚を申請。その後、子どもたちのために離婚を取り下げ、結婚カウンセリングを受けるなどの努力もしたが、06年4月にあらためて離婚を申請した。話し合いはスムーズにはいかず、親権をめぐって対立。デニスはチャーリーから暴行暴言を受け、チャーリーは裁判所から、デニスと子どもたちへの接近禁止命令を言い渡されるなど、泥沼化した。
ごたごたはあったものの、チャーリーの3番目の妻ブルック・ミューラーが薬物中毒でリハビリ施設に入った際には、デニスがブルックの産んだ子の世話をするなど、離婚後は比較的良好な関係を保つように。しかし11年にペットの犬、13年には娘たちが通学していた有名私立校でのいじめをめぐって対立。チャーリーは感情に任せて、デニスと子どもたちを与えていた家から強制退去させたり、養育費の支払いを止めたりするため、都度デニスが歩み寄り、関係修復を図ってきた。
紆余曲折ながら適度な距離を保ってきた2人だが、1月21日、デニスがチャーリーを訴えたと報じられた。米ゴシップ芸能サイト「TMZ」によると、チャーリーはHIV感染したことを知り、「もう長くないから、子どもたちとの関係を修復したい。だから一緒に暮らそう」と提案。そのため、11年に彼が購入した家から出て行くよう要求したが、デニスはチャーリーの性格を知っているため、うまくいくとは思えずに断ったとのこと。それでも家からは出ていかなくてはならず、チャーリーは当初、引っ越し先の新居を用意すると約束した。が、その約束はあっさり破られ、デニスは毎月1万5,000ドル(約178万円)の賃貸物件を見つけて入居。家を購入するために必要な120万ドル(約1億4,000万円)を、子どもたちへの積立金として渡してほしいと訴えた。
ここまではよくある話だが、デニスは金銭問題以上に怒っていることがあった。
デニスが裁判所に提出した書類には、「チャーリーは2013年のクリスマスに、子どもたちに対して、『おまえたちへのプレゼントは、全てホームレスにくれてやる』と言い放った」「10歳のローラを、『フ●ッキング豚娼婦』と呼び、『おまえを殺す。おまえの母親も殺してやる!』と叫び、怖がらせた」「『負け犬でクソな母親と楽しいクリスマスを! おまえの父さんは天才的ロックスターなのにな。おまえの母親のマ●コはイボだらけ』というメッセージを送った」など、無垢な少女である娘たちに向かって信じがたい暴言を吐いたことが記載されているという。
米大手ゴシップ芸能サイト「RadarOnline」は、11歳になるサムが14年1月13日に書いた、チャーリー宛ての手紙も裁判所に提出されたと報道。その内容は、「お父さんがなぜ怒っているのか、わからないの。クリスマスプレゼントを開けちゃだめだ、お父さんの家でないと開けちゃだめだってことも、なぜなのかわからないし、悲しい」「わたしが思っていることを伝えることが怖い。だって、お父さんの反応が怖いから。なんで、お母さんはお父さんの家に行くことを禁じられてしまったの? お母さんはお父さんにいつだって優しくしていたし、助けになっていたのに」という切ないもので、父親に母親の悪口を言われて深く傷ついている少女の心情を読み取ることができる。