「和田アキ子は賢くない」「マツコはヒヤヒヤする」別に意見を求めてないご意見番ランキング
2016年に入ったばかりだというのに、ベッキー&ゲスの極み乙女。・川谷絵音の不倫報道、SMAP解散危機、船越英一郎&松居一代夫妻離婚報道と、大きな騒動が立て続けに起こっている芸能界。こうした騒動が起きると、芸能リポーターがこぞって駆けつけるのが“ご意見番タレント”だ。しかし世間が、必ずしもそうしたタレントの意見が聞きたいとは限らなかったりする。そこで今回は、「別に意見を求めていないご意見番タレント」を100名に調査した(Sagooooワークス調べ/調査地域:全国/調査対象:男女年齢不問/調査期間:2015年12月10日~24日/有効回答数:100)。
ゴッドねえちゃんは、人をイライラさせるまでが仕事!
53票と約半数の票を獲得し、首位に輝いたのは、“ゴッドねえちゃん”こと和田アキ子。すでに50年近く芸能界に身を置き、冠番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)も30年ほど続けている和田は、名実共に御意見番に相応しいだろう。しかし、世間は彼女の意見などまったく求めていないようで、
「基本的にあまり頭の良くない人だと思うので、意見に独創性もないし、周りの空気もまったく読めていないと思うので」(40代/男性/パート・アルバイト/未婚)
「正直、いちいちうるさい。賢くもないのに、わけわからないこと言わないでほしい」(20代/女性/学生/未婚)
「いつもご意見番になっているけれど、言葉に説得力がないので好きではないです」(30代/女性/無職/未婚)
など、ご意見番として必要不可欠な知性に欠けているという声が噴出。また、「どうしてそんなに威張っているのかわからない。小さい犬ほどよく吠えるを体現している人だと思う」(30代/女性/自営業/既婚)、「調子に乗ってる感があって鼻につく!! とても嫌いです。歌もいまいちだし」(30代/女性/専業主婦/既婚)、「いつも高圧的な態度で偉そうだから、あまり意見は聞きたくないです」(20代/女性/専業主婦/既婚)と態度に不満を持つ人も多い。「なぜこの人が長く芸能界にいるのかわかりません。ヒット曲もないのに『紅白』に出続けてるのも不快です」(30代/男性/会社員/未婚)という声にならい、本業である歌手で華々しい功績を見せれば、世間の和田を見る目も変わるのかもしれない。
和田には及ばないまでも、19票を得て第2位になったのはデヴィ夫人。インドネシア・スカルノ元大統領の第3夫人である彼女は、一昔前は多くの番組に出演していたが、ここ数年は露出も少なくなっている。そんな彼女に意見を求めることに疑問を感じている人が多いのか、
「自分の番組を持っているわけでもないのに、意見を言うときだけでしゃばるイメージがあるので」(30代/男性/会社員/未婚)
「過去にインドネシアの大統領の夫人だったというだけで、芸能界での実績とかない人が偉そうに意見しないでほしいです」(30代/男性/会社員/既婚)
「なぜこのように中身の薄い人が、偉そうに意見を述べているのかまったく理解できない」(40代/男性/自由業・フリーランス/既婚)
といった声が、男性を中心に上がっている。さらに、「発言を見ていると苦労を知らずに育ったとしか思えず、庶民から見ると不愉快」(20代/女性/学生/未婚)、「上層階級の生活に入り浸っていたお金持ちで、世間知らずのおばあさんが、もののわかったような言い回しで、若い人に説教がましい」(60代/男性/契約・派遣社員/既婚)と、一般人とは生きてきた世界が違うことを指摘する声も。
第3位以下は僅差だ。まず、8票を集め第3位となったのが『とくダネ!』(フジテレビ系)で朝の顔を務める小倉智昭。「実は朝から見たくないキャスター」アンケートでも首位に輝いた小倉は、「朝からこの人を見ると、とても不愉快な気持ちになるので、早く引退してほしい」(30代/女性/パート・アルバイト/既婚)、「タレントの前にいちアナウンサー。御意見番という立ち位置に違和感を感じます。『機嫌でものを言ってるのでは?』と感じる御意見も何度か耳にしました」(30代/男性/無職/既婚)と、やはり『とくダネ!』での発言のイメージが悪いと思われる。
第4位は7票のダウンタウン・松本人志。レギュラーを務める『ワイドナショー』(同)が好調な松本だが、視聴者の目には「何か文化人っぽいコメントをしようとして、無理している感じがイヤ。他人を見下している感じも嫌」(50代/男性/専業主夫/既婚)、「コメントに内容がまったくない。他人を見下したような態度も嫌」(50代/女性/専業主婦/既婚)といったように、人を見下していると映っているようだ。ただ、「お笑い芸人としては好きなので、別に政治を語ってほしいとは思わない」(20代/男性/学生/未婚)と、芸人としては高く評価している人も見られた。
第5位は6票でマツコ・デラックス。「気持ち悪い存在なので、イヤだなあと思うんです。悪意もあるし」(40代/女性/会社員/未婚)と、風貌によるイメージダウンが見受けられる。しかし、冠番組やCMを数多く持つマツコだけに、世間の需要があるのは確かだ。
第6位は5票獲得の美川憲一。かつては御意見番のイメージも強かったが、テレビで見かける機会も少なくなったためか、「あまり、詳しく知らない人だからです。ほかの方は番組で少し知っています」(30代/女性/専業主婦/既婚)との声が。コロッケがもっとモノマネを披露すれば、テレビ出演も増えそうだ。
冠番組の有無にかかわらず、上からの物言いを見せる御意見番タレントは、嫌われる傾向にあることが、今回の調査でわかった。しかし本人たちも“御意見番タレント”という看板を背負わせられて、もしかしたら迷惑に感じているのかも?