大げんかしたミニーとキティ、公開オナニー女……世間を唖然とさせた、米おバカニュース2015
銃乱射事件や、人種差別を発端とした暴動など深刻な事件が巻き起こった、今年のアメリカ。メキシコやアジア諸国を目の敵にし、暴言を連発している、共和党の大統領選候補者ドナルド・トランプが支持率を伸ばすなど、世相も穏やかではない。そんな中、「これぞ、アメリカ!」というおバカな事件も数多く発生。今回はそんな「アメリカのおバカニュース2015」を紹介しよう。
■天国へのチケットを売った夫婦、「キリストに騙された」と主張
3月28日、フロリダ州ジャクソンビルで、ワッツ夫婦が逮捕された。2人は「天国へのチケット」なるものを販売。「このチケットを持っていれば、必ず天国へ行ける。天国での居場所を予約するもの」「チケットは純金製。天国の扉で提示するように」と、99ドル99セント(約1万2,000円)で売りさばいていた。警察は、「天国へのチケットを販売することは問題ない。だが、木の板を金色にスプレーして、純金製だと売るのは詐欺罪にあたる」と逮捕理由を発表した。
夫のティトは取り調べに対して、「あのチケットは純金製だ、偽物じゃない。オレがスプレーして金にしたんだ。ケンタッキーフライドチキンの店の裏でユダヤ人に渡され、『これを売れ、そうすれば宇宙へ行く金ができる』って言われたんだよ。実はオレ、スティーブというエイリアンから、金を払えばオレと妻をUFOに乗せて、そいつの惑星に連れてってやるって言われたんだ。そいつの惑星は、全てコカインでできているんだ。タダでコカインをやり放題なんだぜ」と真剣なまなざしで説明。「逮捕するなら、イエス・キリストを逮捕すべきだ。なぜなら、オレにチケットを売れと言ったのは、イエスだからだ」「なんだったら、盗聴器をつけてイエス逮捕のおとり捜査に参加してやってもいいぜ!」と上から目線で提案した。
金のスプレーをかけた木の板に「天国へのチケット」と手書きしただけの、見るからにうさんくさい品物だが、驚くことに何百人もの人が購入したとのこと。2人は逮捕時、現金1万ドル(約120万円)を持っていたという。
■ニューヨークでミニーマウスとハローキティが大げんか
近年、ニューヨーク・マンハッタンの人気観光スポット・タイムズスクエアでは、映画やアニメ、ゲームなどの人気キャラクターのかぶり物を着て、観光客と写真を撮り、金をせびる輩が増えている。ホリデーシーズンは書き入れ時であるため、マリオやエルモ、スパイダーマンが複数体ひしめき、「代金」をめぐって観光客とトラブルになることも少なくない。
そんなタイムズスクエアで、今年6月4日、ミニーマウスとハローキティのかぶり物を着た女が、観光客をめぐり大げんかをするという事件が発生。互いの「頭」を引っこ抜き、殴る、引っかくの大騒ぎを起こし、駆けつけた警官に逮捕された。この時、周りには大勢の観光客がおり、あり得ない展開に大喜び。Twitterには、笑いをこらえきれない警察官に手錠をかけられ、うなだれるミニーマウスの女の写真が投稿され、「こんな垂れ乳のミニーマウスなんて、あり得ない」とネット上でも大きな話題となった。
この事件を報じたメディアは、「ミニーマウスとハローキティの顔が引っこ抜かれ、34歳と40歳の中年女の顔を目撃してしまった子どもたちの心情を思うとやるせない」と報道。世間からは、子どもたちの夢を壊し、トラウマを与えた女たちに厳刑を求める声が高まった。