2015年はジャニーズ“伊野尾革命”!? V6にHi Hi JETまで「うまいことやった」選手権
近藤真彦のデビュー35周年、少年隊の30周年にV6の20周年と、例年以上に話題を振りまいた2015年のジャニーズたち。そんな中で、この1年で株を上げた“得した”ジャニーズを、サイゾーウーマンが誇るジャニーズウォッチャー・太田サトル&田幸和歌子が振り返る!
◎伊野尾革命が現実に
太田サトル(以下、太田) さて15年。いちばん「トクした」感あるジャニーズというのは……。
田幸和歌子(以下、田幸) それはもう、まずはHey!Say!JUMPでしょう。
太田 2年前ぐらいからジワジワきてる感じを出していたけれど、一気にドーンといった感じがあるよね。新たな冠番組『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系)も始まったりとか、特にテレビでの露出の勢いがスゴかった。
田幸 『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)きっかけで、有岡大貴はすっかりポンコツキャラとして愛される存在に。そして、以前は半分ネタのように言われていた“伊野尾革命”が、現実のモノに(笑)。
太田 伊野尾慧が、これまでの隠れキャラ的存在から、一気に“表キャラ”に。自由というよりは、“無礼キャラ”というのを押し出していきたいのかな。
田幸 ゆとり的というかね。でも、相手が怒ったりしたときに固まっちゃうように見えたり、うっすら笑っているだけだったりとか、まだ無礼をやりきれていなさそうなところが見えちゃうのが、今後の課題かもね。
太田 中島裕翔は月9『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ系)に、主演ドラマ『水球ヤンキース』(同)、年明けすぐにもドラマ『信長燃ゆ』(テレビ東京)に『刑事バレリーノ』(日本テレビ系)、主演映画『ピンクとグレー』と、怒濤の俳優推しが。
田幸 裕翔の場合は、ある意味「ジャニっぽくない」ところが強みかもね。ほかの人気若手俳優と混ぜても大丈夫な感じというか。とはいえ、月9の爆死で福士蒼汰の露出も減ったように見えるし、朝ドラきっかけの高身長イケメン俳優ブームはやや下火のイメージ。そうしたときに、「自分を白鳥の生まれ変わりと信じている」とか、すっとこどっこいな刑事役を演じるのは、新たな魅力の発見につながりそう。
太田 山田涼介は、映画『暗殺教室』と『グラスホッパー』で、着実に結果を残した感じ。
田幸 面白いのが、どっちの役も“暗殺者”。
太田 (笑)。
田幸 それでいて、『暗殺』ではちょっと幼い優しいキャラと、『グラホ』の銀髪のギラギラしたキャラと、まったく違う方向でみせてくれるところが、また、表現力の幅が広がった印象。
太田 JUMPは『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)で初のパーソナリティをやったのも「トクした」感の大きな手助けになってるかもね。
田幸 20周年を迎え、一緒にパーソナリティをやってくれたV6の力も大きかったよね。
太田 これまでなかなか共演がなかった2組のメンバーが一緒にいることで、新鮮な印象だったし、慣れないJUMPを支えるV6という構図もお互いよかったのかな。
田幸 そんなV6も、今年は盛り上がった。
太田 イノッチ(井ノ原快彦)や岡田准一を筆頭に、個人で活躍する機会が多かっただけに、グループでいるところをこんなに見たのは久しぶりかも。
田幸 去年の暮れに『NHK紅白歌合戦』初出場したところから、すでにV6のアニバーサリーはスタートしてたんだろうね。
太田 14年のTOKIOもそうだったけど、やっぱり周年ジャニは、「トクした」状態になるよね。ということで、35周年のあのお方も……。