芸能
サイ女の「文壇ゴシップ劇場」
羽田圭介が裸になってまでテレビに出る理由 出版関係者が明かす芥川賞作家の厳しい実情
2015/11/19 17:00
「昔なら芥川賞作家が大学や企業の名誉職につくということもありましたが、もうそういうおいしい話はなくなってきています。羽田さんはお若くて都会育ちですから世情に通じています。“芥川賞をとったからおいしい職が転がり込んでくる”なんて甘い妄想はされてないのでしょう。非常に頭がいい方です。『テレビに出るのは本の宣伝のため』と叫び続けているのは、出版業界へのアピールなんでしょう。一般的に作家は本のプロモーション以外でテレビに出るのは感心されません。テレビでチャラチャラやっている暇があるなら、小説を書けと言われます。ですが、作家だって霞を食って生きているわけではないから、副業をしてもかまわないでしょう。週一でテレビ番組のレギュラーがあれば、一回10万円として、月に40万円の収入になります。羽田さんは以前から『真夜中のニャーゴ』(NOTTV、フジテレビオンデマンド)にも出演されながら、きちんと小説も書かれていたのですから、レギュラー出演のお仕事でしたら、タレントと作家の兼業も可能なんじゃないでしょうか」
しかし、現実的には羽田はテレビに専念している様子だ。今年8月に『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した時に羽田は、「ずっと直している長編があって、9月末締め切りの号から連載と言われているが、小説を書く暇はない」という旨を話していたが、その言葉通り、各文芸誌を見ても新連載は始まっていない。このまま日銭の稼げるテレビタレントに専念してしまうのか。それとも本業に戻ってくるのか。今後もしばらく目が離せない。
(伊藤井東)
最終更新:2015/11/19 17:44