最低13%、通常22%のテレビモンスター・TOKIO! 中堅ジャニーズの視聴率を分析
ジャニーズの中堅世代として事務所を支えているTOKIO、V6、KinKi Kidsの3組。同世代のメンバーが多いことや1997年~2003年までJ‐FRIENDSとして期間限定で活動を行うなど接点の多い彼らだが、それぞれテレビではどのような活躍を見せているのか? 関東地区で放送中のバラエティ番組を中心に、15年10月末までの視聴率から検証していきたい。
■通常で22%獲得、最低で13%のモンスター・TOKIO
まずは、グループ・個人でもレギュラーを複数抱えているTOKIO。95年に深夜枠からスタートした『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)は現在の日曜ゴールデンタイム枠でも安定した人気を誇り、放送から20周年を迎える。今年は2月22日放送回(「DASH ご当地PR課~新潟県魚沼市 雪の町で雪玉転がして巨大雪だるまつくれるか!?~」放送)で22.3%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)を獲得。同時間帯の民放はいずれも7~8%台だったため『DASH』が断トツトップを飾った。7月26日は、今年最低値の13.1%と記録したが、裏番組『FNS27時間テレビ2015 めちゃ×2ピンチってるッ!~本気になれなきゃテレビじゃないじゃ~ん!!~』(フジテレビ系)が17.9%と健闘していた。「DASH島」の石橋が完成した9月13日の2時間SPは20.7%で、番組の人気を証明している。
好調な『DASH』とは逆に、午後11時スタートの30分番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)はゲストによって数字に差があるものの、1ケタ後半が定位置。直近の数字を見てみると、石原さとみを迎えた10月7日は6.5%で、14日(伊藤英明)は5.7%、21日(長谷川潤)が4.7%で、佐藤浩市が登場した28日は、プロ野球日本シリーズの放送が延長した影響で1時間45分遅れのスタートとなり、2.5%だった。
◎『ZIP!』『ボンビーガール』も好調、視聴率男・山口
個人のレギュラーが多い国分太一は、バラエティ系では『国分太一のおさんぽジャパン』(同)、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)、『たけしのニッポンのミカタ!』『男子ごはん』(テレビ東京)の4本に出演。平日午前放送の『おさんぽジャパン』は日によって数字にバラつきがあり、1~4%台。『ニッポンのミカタ!』は1ケタ後半が続いており、直近だと10月16日が7.3%、23日は5.5%。料理研究家・栗原心平とコンビを組んでいる『男子ごはん』は、広末涼子がゲストの2月8日が5.5%を獲得。V6・井ノ原快彦がゲスト出演した8月2日のSPは4.3%、蒼井優が登場した同30日は6.5%と、ゲストを迎えた回が上昇傾向にある。また『ぐるナイ』の「グルメチキンレース・ゴチになります!」企画で国分が最下位で自腹を切った10月8日は14.0%、22日のSPでも視聴率は10.7%だった。
山口達也のレギュラーではNHK Eテレで放送中の『Rの法則』を除くと、MCを務める『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)が好調。『24時間テレビ 愛は地球を救う』(同)のマラソンランナーが発表された5月19日は16.3%をマークし、翌週の2時間SPも15.4%と高く、午後10時台の放送ながら通常回でも10~13%前後を獲る人気番組だ。
松岡昌宏はKinKi Kids・堂本剛、嵐・相葉雅紀、NEWS・小山慶一郎、関ジャニ∞・安田章大と週替わりで『トーキョーライブ22時~ニチヨルまったり生放送中~』(テレビ東京)に出演。松岡の出演回は最低値が3.2%(5月3日、7月19日)で最も高かったのは4.5%(9月13日)だった。
またバラエティではないものの、TOKIOは国分が『白熱ライブビビット』(TBS系)、山口は『ZIP!』(日本テレビ系)、城島が『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)と、個人で情報系番組のレギュラーを持っている。『ビビット』は裏の『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)、『スッキリ!!』(日本テレビ系)が強いため苦戦しており、10月は2~3%台。山口が月・水のメインパーソナリティを務める『ZIP!』は、直近で月曜の最高が10月5日の9.2%、水曜は10月21日の10.4%を記録。祝日の12日は両曜日で一番低く、7.3%だった。城島の『ニュースリーダー』10月4週目までのデータで3~5%台を記録している。