上野樹里&BIGBANG・T.O.Pのドラマが韓国で異例ヒット!? 演技力より重要な勝因とは
BIGBANG・T.O.Pの6年ぶりドラマ出演に、日韓のファンが沸いている。
11月2日、T.O.Pと上野樹里が共演したウェブドラマ『シークレット・メッセージ』が日韓で配信スタート。恋に臆病な男女が偶然に出会い、国境を越えて惹かれ合っていく姿を描いたラブストーリーで、T.O.Pは忘れられない恋を引きずりながら、“愛”についてのインタビューを撮り続ける映画監督志望の主人公を演じる。
同作は、韓国の大手エンタテインメント企業・CJ E&M、日本の大手芸能プロダクション・アミューズ、無料メッセージ・通話アプリを提供するLINEが共同で企画・制作したグローバルプロジェクトとして韓国で大きな話題に。とりわけ注目されたのが、2009年の『IRIS-アイリス-』以来、6年ぶりのドラマ起用となったT.O.Pの演技だ。
「T.O.Pはアーティストの活動と並行して、本名のチェ・スンヒョン名義で俳優もこなしています。『IRIS-アイリス-』ではミステリアスな殺し屋役、映画『タチャ~神の手~』ではスゴ腕の賭博師役など、これまで多彩なキャラクターを演じてきました。特に熱演を高く評価されたのが、10年の主演映画『戦火の中へ』。韓国の権威ある映画賞の青龍映画賞や百想芸術大賞などで新人賞を多数受賞して、演技力は実証済みです。そんな彼ですが、実は本格的なラブロマンスを演じるのは今回が初めて。しかもドラマは6年ぶりとあって、配信前から『絶対に見たい!』とファンの期待は相当なものでした」(現地芸能ライター)
期待の高さを裏付けるように、韓国では第1話の再生回数が12万回(11月3日午後3時現在)を超えるなど、ウェブドラマとしては異例のヒットを飛ばしている。「ウェブドラマの更新が、こんなに待ち遠しいのは初めて!」「T.O.Pのナチュラルな演技がいい」「恋に傷ついた表情にドキドキする」と、T.O.Pの評判も上々だ。好調の背景は、T.O.Pの人気に加えて、『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)に主演したことで韓国でも高い人気を得ている上野樹里の存在もあるが、もう1つ勝因がある。それが“言葉の問題”をクリアしたことだ。
「これまでの日韓合作ドラマというと、それぞれ主演を務める日韓の俳優が母国語でないセリフを話すとき、どうしても不自然な発音のせいでストーリーに没頭しきれない難点があったんです。今回はLINEの翻訳ツールを駆使して、お互いに自分の国の言葉を話しながら関係を深めていくという、新しい形のストーリー展開なので、ぎこちなさがない。そのおかげで、T.O.Pの魅力もより自然に引き立っているんです」(同)
『シークレット・メッセージ』での好演をバネに、T.O.Pは役者としてさらなる飛躍を遂げそうだ。