新『相棒』反町隆史、大絶賛の嵐! 18.4%の好発進で“落ちぶれ俳優”の汚名返上なるか?
水谷豊主演の人気連続ドラマシリーズの最新作『相棒season14』(テレビ朝日系)初回2時間スペシャルが14日に放送され、平均視聴率が18.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。2015年の連ドラ初回視聴率の最高値を叩き出し、ロケットスタートとなったが、『相棒』の初回が19%を切るのは2009年の「Season 9」以来初となる。
最新シリーズ最大の特徴は、「水谷のパートナー役が成宮寛貴から反町隆史へとチェンジしたこと」(芸能ライター)。成宮はseason11から13まで、水谷演じる杉下右京の相棒・甲斐享役を務め、それぞれ初回視聴率は19%台をキープしていた。
「ところが甲斐は、捜査中だった殺人事件の犯人という前代未聞の結末を迎え、ネット上では多くのファンから悲鳴が上がりました。『もう次から相棒は見ない』といった声が相次いだことから、今シーズンの初回数値が、そこまで伸びなかったことも頷けます」(同)
しかし一方で、新・相棒の反町演じる冠城亘への評価は、すこぶるいいようだ。警視庁へ出向してきた法務省キャリア官僚という異例の設定だが、初代相棒を演じた寺脇康文以来の“右京さん呼び”が復活するなど、シリーズファンを喜ばせている。ほかにも、「反町がかっこよすぎ。見入ってしまった」「これまでの相棒たちと差別化できてるのが素晴らしい」「右京は冠城を相棒と認めてるね」など、反町自身を「見直した」というコメントも散見される。
「反町といえば“90年代後期の人気俳優”というイメージが強く、高視聴率ドラマ『ビーチボーイズ』や『GTO』(ともにフジテレビ系)に主演、CDリリースに加えて、『NHK紅白歌合戦』に出場するほどの人気ぶりでしたが、2000年代中盤頃より失速。最新の民放連ドラ主演作は11年の『グッドライフ~ありがとう、パパ。さよなら~』で、全話平均視聴率8.6%と爆死しています。また、14年に出演した『あすなろ三三七拍子』(同)も全話平均5.2%と大コケ。さらにプライベートでも、飼い犬が隣人に噛みつきケガを負わせてしまった『ドーベルマン事件』が起こるなど、まるでいいことがありませんでした。すっかり“落ちぶれ俳優”となっていましたが、今回の『相棒』出演を機に、人気復活につながりそうという声も出ています」(同)
前シリーズ終了時には「次から見ない」宣言も多く飛び出した『相棒』だったが、視聴率も含めて上々の滑り出しとなった。今後の推移、またいつか訪れるであろう反町の“卒業”も含めて、しばらくは注目の的となりそうだ。