存命説が再び過熱! 余命わずかな元刑事が「2パックの死を工作した」と懺悔の告白
過激な政治組織ブラックパンサー党の主要メンバーである両親のもとに生まれた、ラッパーの2パックこと、トゥパック・アマル・シャクール。警官や業界関係者とのいざこざを起こす問題児だったが、黒人社会の問題をストレートにつづったリリックや独特のライムで注目されるように。1994年にニューヨークで銃撃されたのは、ライバルである「バッド・ボーイ・レコード」のP・ディディとノトーリアス・B.I.G.(以下、ビギー)のせいだと思い込むようになり、有名な「ヒップホップ界の東西抗争」を勃発させ、自身も大ブレイクした。
しかし、96年9月7日、ラスベガスで行われたボクシングの試合を観戦後に車でクラブへと移動中、横付けされた白のキャデラックから銃撃され、被弾。すぐに病院に運び込まれたが、右肺に受けた銃弾が致命傷となり、13日に死亡した。キャデラックの運転手が2パックに銃弾を浴びせている現場を目撃した者は多く、モンタージュも作成されたが、警察は容疑者を特定できずに、今も捕まっていない。
なお、この事件から半年後の97年3月9日に、2パックが敵対視していたビギーが、車で移動中に横付けされたシボレーから銃撃され死亡。2人の若き才能あるラッパーの悲劇的な死により、ヒップホップ界の東西抗争は終結したとされている。なお、2パック同様、ビギーを射殺した犯人も捕まっていない。2件とも大々的に報じられた事件だったにもかかわらず、警察は早々に捜査を打ち切ってしまった。目撃者が多数いたものの、有力な情報が出てこないためだといわれている。
そんな2パックが、まだ生きているかもしれないという仰天情報が流れ出した。2パックの射殺事件に関わった元ロサンゼルス市警察の刑事が、「大金をもらい、2パックが死んでいるように工作した」と激白したのだ。
余命わずかな元刑事デビッド・マイヤーの懺悔告白を掲載したのは、英大手タブロイド紙「ミラー」。病院で死の床に就くデビッドの、「私がなにをしたのか、世間は知る権利を持っている」「自分のしたことを、心の底から恥じている」「世間に公表しなければ、死ぬに死ねない」という言葉を伝えた。
デビッドは、「150万ドル(約1億8,000万円)もらい、2パックが死んでいるように工作した」と激白。工作には、デビッドのような警察関係者や医療関係者、目撃者ら30人を超える人が関わったとのこと。2パックは、5万ドル(約600万円)で自分に似た死体を購入し、司法解剖を受ける影武者として遺体安置所に送ったことも明かした。