堺正章の娘、8年ぶりに舞台復帰するに思う“二世たち”の鼻白む進路
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎疑問だらけのカムバック
堀北真希、上地雄輔の結婚、24時間テレビ、世界陸上、長渕剛信者たちの艱難辛苦などなど、怒涛のニュースラッシュとなった週末。しかし、そんな中「8年ぶりに舞台復帰」したという堺正章の娘の画像を私は忘れない。
いやー。今女子大生らしいが。親のコネでどっか代理店かテレビ局でも入りゃあいいのに、なぜに「芸能界入り」を選ぶか。
だが実際「フミヤの息子がフジテレビに入社内定」なんて話を聞くと、それはそれで鼻白むのであるが。でもあの堺正章の娘は。芸能界だけはやめとけって。
そういえば、穂のかって今どうしてるんだろ。
◎試されるアナウンス能力
また日本人宇宙飛行士誕生。今回は潜水医学を研究していた経歴を持つ金井さん。自らを「もぐりの宇宙飛行士です」と紹介。
短く経歴が表現できて、報じる雑誌や新聞にとってはありがたいフレーズなのだが、テレビは大変だ。「潜り」と「モグリ」では発音が異なる。誤解が生じるのを恐れてか、みんな「潜り」の方で発音。「潜りの宇宙飛行士」って、耳で聞くと、なんにも掛かってなくて変だ。
ま、面白さを取るか安全を取るかでいったら、今は「200%安心で」の世の中。金井さんはこれからも「潜りの宇宙飛行士」だ。
それはともかく、国際宇宙ステーションの略称「ISS」。こっちは音だと違和感ないが、文字で見ると毎回「えッ、ISISに長期滞在!?」とたじろぐ。そのまま「国際宇宙ステーション」でいいのに。
◎唯一無二のPR術
紗栄子のピーチジョンの新しいCM。街中で、トレンチコートの中は直ブラ。果たしてこれはカッコいいのか変質者なのか。
そしてドーンと主張する鼻梁。顔がもう、下向きの矢印にしか見えない。だが、それが下のブラを指し示す格好になり、商品が目立つっちゃ目立ってる。結果オーライ。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。