サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」武田修宏になぜか好感が持てないワケ コラム 仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」 20代売れっ子モデルに求愛する武田修宏に、“なぜか好感が持てない”ワケ 2015/08/20 21:00 女のためのテレビ深読み週報武田修宏 武田修宏オフィシャルブログより 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の芸能人> 「人を愛するのに年齢は関係ない」武田修宏 『有吉ゼミ』(日本テレビ系、8月17日放送) 自分の年齢はさておき、20代の女性でなければ、恋愛や結婚の対象にしたくないという男性は存在する。どんな女性を好もうと本人の勝手だし、女性側にも極度の年上好き者や、年上男性の経済力やコネクションをあてにする場合があるので、双方がよければ他人が口出しする権利はないわけだが、「なぜか好感の持てない、若い子好き」な男性がいて、私にとって武田修宏がまさにこのケースに当たる。 元サッカー日本代表、Jリーグ成功の立役者、端正な顔立ちで知られた武田は、イタリアファッションと女性が大好きで、梅宮アンナをはじめとするタレントやレースクィーンと浮名を流したが、48歳現在、独身である。最近では美容に目覚め、「キスしたときに唇が柔らかい方がいいから」と肌と唇の保湿に余念がない。 その武田、以前も『有吉ゼミ』(日本テレビ系)にて、モデルの松島花(当時26歳)に告白して玉砕していたが、今回も同番組で、松島よりさらに若い、「CanCam」(小学館)の専属モデル、22歳の堀田茜に公開告白していた。堀田は元『ZIP』(同)ガールで、エビちゃんの後継者と呼ばれる有望株だそうだ。 一緒に食事をするという形で企画は進むが、武田の「なぜか好感の持てない、なんだかいやな感じ」は露呈されてくる。レストランに現れた堀田に対し、武田は「お会いするの、初めてですよね?」と話しかける。「会ったことがあるかどうか定かでない」という失礼な発言が許されるは、この場では会いたいと懇願された側である。武田が会いたいと頼んで実現した企画のはずなのに、いつの間にか、まるで堀田が会いたがっていたかのように、ポジションがすり替わっている。ずいぶんと上から目線である。照れ隠しという可能性もあるが、「お会いするの、初めてですよね?」と上から行くより、素直に「会ってくれてありがとう」という方が好感度は高い。 その後も武田は「サッカー選手・武田修宏の印象ってどう?」と誘導尋問的に褒め言葉を強要する。堀田は武田に興味がないようで、「バラエティのイメージが強い」「天真爛漫」と見事に武田の欲しがっている言葉をスルーしていた。また堀田が、武田の磨かれた爪に気づき、武田が意気揚々と「キャスターをしてるとき、爪をきれいにした方がいいと思って、月に2回(ネイルサロンに)行っている」と、“褒めて褒めて”と言わんばかりに、経緯を語る場面もあった。堀田は明らかに引いていて「一般の方はやめた方がいいと思います」と言い、「自分はそういう男性は好きではない」ことをやんわり主張するが、武田は気づかない。好きなタイプを聞かれた堀田は「男らしい人」と答えていたし、爪に凝る武田は、彼女の言う「男らしい」の範疇に入っていない可能性があるが、やはり武田はまったくひるまない。「俺、男らしいよ。体育会系のキャプテンだもん」「(男らしい人が好きなら)俺のこと好き?」と、話を聞いてないとしか思えない返しをして、堀田をさらに引かせていた。 12次のページ Amazon 『東京ヴェルディ レジェンド・オブ・スターズ [DVD]』 関連記事 「学歴・収入不問」を結婚条件に掲げる馬場典子アナ、庶民派な一面に隠れた自己評価の高さ女優・吉田羊から考える、年を重ねた女性芸能人が“男前”を売りにしたがるワケ「自分は生きる価値ないゴミ」と自虐するヒャダイン、その恋愛論に感じた強烈な万能感西山茉希、夫・早乙女太一へのどろっとした怨み節に見る「離婚危機説が絶えない本当の理由」保田圭、「結婚=勝ち組」を猛アピールも……安倍なつみへのくすぶるライバル心の正体