「学歴・収入不問」を結婚条件に掲げる馬場典子アナ、庶民派な一面に隠れた自己評価の高さ
もし、これらの条件が本当だとするならば、馬場アナの条件は厳しいとは言えない。しかし、美人で仕事もできて、マンションを買えるほど経済的にも自立しているが、なぜか男性に怖いと思われる。理想が高いわけではなく、彼氏はできても縁がないという女性は都会に多くいるので、馬場アナは今後「オンナ受けする結婚できないキャラ」として需要が高まる可能性がある。馬場アナが、業界有数の自分磨き大好きな努力家で、いくつもの習い事をしていることも、女性ウケするだろう。
しかし、そんな馬場アナを、番組共演者のスピードワゴン・井戸田潤は「理想が高くて、面倒くせぇ~女」と表現した。「学歴も収入も職種も不問なのに、どうして理想が高いの?」と思う人も多いだろうが、私も井戸田とまったく同じ感想である。
「年収も学歴や職種にこだわらないけれど、相手を一生大切にしたい」と天下の女子アナをメロメロにするために必要なものとは、“男ぶり”なのではないだろうか。具体的に言うと、世間をあっと言わせるような才能、それがなければ、いつ見てもうっとりしてしまうような外見、セックス上手などが挙げられるだろう。また聞き上手、褒め上手といった、常に妻を女性扱いできることも重要だ。
「男ぶりをキープして、妻を女性扱いすること」と「年収を維持すること」。どちらが難しいかといえば、実は前者である。年収は会社がつぶれない限りキープできるが、釣った魚にエサをやらないという諺がある通り、男女は一緒にいるとどうしてもお互いに飽きがくるので、出会った頃と同じわけにはいかないからだ。それでもなお、自分を女性扱いして、男ぶりを披露してくれるのは、男性側が天性のホストである場合か、女性側が男性をまったく飽きさせない魅力にあふれている場合のみ。つまり、馬場アナは相手に求めるものも、自己評価も高いのである。
旅行といえば、馬場アナは日本テレビを退職する直前、「週刊文春」に「横領疑惑」を報じられた。もともと馬場本人が予約した海外旅行の費用を、IT社長のA氏に全額出してもらうことになったため、予約分をキャンセル。しかし、キャンセル分の領収書を破棄せず、「女友達と旅行する」と別の会社社長B氏に渡して、お金をもらったらしい。つまり、領収書を売ったわけだ。B氏がその領収書を税務署に提出したが、税務調査で引っかかり、コトが露見。怒ったB氏が、日テレに怒鳴り込んだそうだ。
男女の間のことなので、真偽のほどは当人しかわからないが、話半分に解釈しても、やはり女子アナは高収入男性にモテるし、付き合いがあるということが言えるだろう。だから馬場アナには、へたに庶民ぶるより、本音で婚活して、理想の男性をゲットしてほしい。その方が、よりたくさんの女性の共感と好感を得るはずだと思うのだ。
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。最新刊は『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)。
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