『デスノート』、10.2%に回復も……厚切りジェイソン登場、“平凡な大学生”設定崩壊で波紋
第5話で視聴率8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、自己ワーストを更新していた窪田正孝主演ドラマ『デスノート』(日本テレビ系)。8月9日に放送された第6話では10.2%を獲得し、再び2ケタに上昇した。
人気マンガが原作の同ドラマは、名前を書いた人間を死に至らしめる「デスノート」をめぐる物語。ノートの所有者・夜神月(キラ)を窪田が演じ、キラに迫る天才探偵・L役には山崎賢人が抜擢された。視聴率は初回16.9%の好スタートを切り、第2話で12.3%、第3話で8.7%と下降傾向にあったが、第4話で10.6%に復活。第5話で8.2%の最低記録を出すも、“ミサミサ”ことアイドルの弥海砂(佐野ひなこ)が「第2のキラ」容疑で拘束され、Lと月の対決に注目が集まったことも作用したのか、2%アップに成功した。
第6話では、拘束された海砂が死神・レムに「私を殺して」と懇願するも、レムはデスノートの所有権を海砂から放棄させ、海砂のノートに関する記憶を全て削除。一方の月は、「自分が本当にキラなのかもしれない」と告白してキラ対策室へ乗り込み、Lの監視下に置かれることに。そしてLがポリグラフ(嘘発見器)の使用を試みたところで、月もデスノートの所有権を放棄。海砂・月ともに疑いが消えたことで、キラ対策室は新たに現れたキラに目を付け、捜査を開始するという展開だった。
「原作では“天才VS天才”の頭脳戦が見どころでしたが、ドラマ版の月は、ミサミサが所属するグループ『イチゴBERRY』のファンで、『どこにでもいるような大学生』という“凡人”設定に変更されています。ところが、第6話では、自身への疑いを晴らすために絶好のタイミングでデスノートを手放すという、天才にしか思い浮かばないような行動をみせたことで、『凡人だった月のキャラが原作寄りになってきた』『ご都合主義』といった指摘も。その一方で、第7話の予告で月が『計画通り』とつぶやくシーンは、原作の表情と似た雰囲気を醸し出しており、窪田の演技力が評価されています」(芸能ライター)
また初回から「演技がヘタすぎ」などと不評な山崎は、第6話においても「ナルシストすぎてLじゃない」「Lがただの性格悪いやつに見える」とキャラ設定や演技力に厳しい声が寄せられていた。
「第6話では、デスノートで殺害される人物の1人に、お笑い芸人・厚切りジェイソンが登場。神妙なストーリーの中、すぐに殺されてしまうという“ちょい役”として出演したことに、視聴者からは『なぜデスノートに厚切りジェイソン』『デスノートに厚切りジェイソン出た瞬間爆笑した』などと失笑を買ってしまったようです。話題作りのために投入されたと受け止められたのでしょう」(同)
16日放送の第7話では、月もキラ対策室の一員として捜査に加わることに。終盤に向けてこのまま2ケタをキープできるだろうか?