福士蒼汰、月9『恋仲』酷評も「雑なゴリ押しの被害者」「過保護すぎ」とフォローする業界人
7月20日に放送初日を迎えた『恋仲』(フジテレビ系)が、月9では異例の9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という“1ケタ”スタートを切ったことが話題になっている。同作は主演に人気若手俳優の福士蒼汰、ヒロインにはティーンから絶大な支持を受ける本田翼がキャスティングされ、放送前から注目を集めていたが、その話題性に数字が追いつくことはなかったようだ。
福士といえば2011年の『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)の主演で脚光を浴び、13年には“国民的ドラマ”の称号を与えられたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』に出演。さらに昨年、綾瀬はるかが主演を務めた『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)で“壁ドン”の代名詞的俳優ともなり、女性ファンの視線をいまだ離さない。
「そんな人気とは裏腹に、福士の月9主演は『まだ早い』と芸能関係者から口々に言われていました。初回の視聴率についても、『やっぱりね』という感想がほとんど。原因はやはり、福士の演技力の低さが原因でしょう。ファンの中には『演技は微妙だけど、とにかくかっこいい』と語る人も多いです」(芸能記者)
福士には、『好きっていいなよ。』『ストロボ・エッジ』などの主演映画をヒットさせてきたという実績もあるが……。
「確かに福士は、デビューから現在まで運良くヒット作に恵まれてきましたが、それは原作のマンガ人気に支えられていたところも大きいと思います。また、福士のファン層は10~20代が中心で、演技力の有無は関係なく福士を応援しているといった印象です。そんな背景もあり、福士はとにかく、過保護に育てられてしまった。本人も自分の演技力を勘違いしているところがあると思います。今回、月9に出演したことで初めて酷評されるわけですから、彼にも何か響くものがあるといいのですが……」(テレビ関係者)
また、福士をキャスティングしたフジテレビに関しては、こんな意見も出ている。
「月9といえば、名のある俳優たちが出演することで有名な伝統ある枠。しかし『恋仲』は、キャスティングにしても、王道の純愛モノというストーリーにしても、視聴者層が狭すぎる。低年齢にターゲットを絞りすぎたのではないでしょうか。当然、フジもこの点はわかっていたと思いますが、初回を迎え、予想通り叩かれることとなってしまった同作に対して、どんな思いを抱いているのか……」(前出・芸能記者)
“旬”というワードに執着してしまったフジだが、「簡単にドラマの主演を張ることができるようになると、新人の成長を止めてしまうことにもなりかねない。福士はフジの雑なゴリ押しの被害者かも」(同)という声も。福士にとっての初月9は試練の場になりそうだ。