“心のレギュラー”嵐・二宮和也のグチに垣間見た、『PON!』とジャニーズの幸せな関係
ジャニオタにとって必見なのに、ローカル局という壁に阻まれてしまう残念な番組が、いくつかある。
例えば、関ジャニ∞ファンにとっての『ジャニ勉』(関西テレビ系)や、Hey!Say!JUMPファンにとっての『スクール革命!』(日本テレビ系)などが代表例だが、ジャニオタ全般に「全国放送にしてほしい」と切望されている意外な番組がある。『PON!』(同)だ。
ジャニーズが番宣で日テレの各番組に出まくるとき、この番組は不思議と「休憩場所」「清涼剤」のような存在になる。ローカル番組であるユルさ、ますだおかだの岡田圭右とビビる大木の交代制という司会のユルさもあるだろう。また、スタッフやリポーターがコメント取材で何度も足を運び、親しくなっていること、番組全体のアットホームな空気もあってか、番宣漬けで疲労したジャニーズの面々が、この番組ではかなりリラックスした素顔を見せる。
なかでも、「心のレギュラー」を公言している嵐・二宮和也とは昵懇の関係で、これまでもイベントで「PON!」のポーズをしてくれたり、マジックを生披露したり、深い関係性が多々見られた。
そして、7月2日に二宮が独占インタビューとして登場した際には、とうとうこんなグチをこぼしていたほどだ。
「会見とかイベントのときに、いっぱい俺にカンペ出すのやめて。周り見たことある? 『PON!』だけだよ。ずっとああやってるの」
「会見のときに、『誕生日おめでとう‼』とかずっとカンペ出してるの」
「授業参観で、自分のおふくろがスゴくはしゃいでる感じなの。周りの人たちも『誰のお母さんだ?』みたいな感じがするんですよ」
スタッフたちにとって、こんなご褒美はないだろう。二宮の口からこんな言葉を聞けるなんて、もう垂涎、うれションレベルのディスられ方である。
バラエティ番組での、バブルの香り漂う、タレントとスタッフの内輪ウケは近年では嫌われることも多いが、そうしたノリとは明らかに違う。トゲのあるイジリではなく、相思相愛の幸せな関係性だからこそ、ジャニーズの素顔が見られる、大事な休憩場所なのだろう。
(田幸和歌子)