山下智久『アルジャーノンに花束を』、最終回7.2%! “復帰作”も平均1ケタで終了
山下智久主演ドラマ『アルジャーノンに花束を』(TBS系)が6月12日に最終回を迎え、視聴率は7.2%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)だったことがわかった。初回11.5%の2ケタでスタートを切った同作だが、2話で7.9%に急落。以降も初回の記録を超えることなく、平均視聴率は8.5%に終わった。
1959年にダニエル・キイス氏が発表した『アルジャーノンに花束を』は、知的障がい者の主人公・白鳥咲人が脳外科手術で天才的な頭脳を手に入れるというストーリー。今回は脚本監修に野島伸司が参加しており、1995年放送の人気ドラマ『未成年』(TBS系)のレギュラーだったいしだ壱成や河相我聞が出演したことでも注目を集めた。
咲人は手術によって天才になったが、時間の経過とともに薬の副作用を発症。残された時間は難病に冒されている友達・河口梨央(谷村美月)の治療に専念し、梨央は咲人のおかげで退院できるまでに回復。しかし、咲人の知能は退行してしまい、恋人の望月遥香(栗山千明)のことさえも認識できなくなってしまった。そして最後には、花屋で共に働いていた「対等の友達」の柳川隆一(窪田正孝)、檜山康介(工藤阿須加)が咲人を引き取り、海で「あいきょでしょバーガー」というお店を始めたという展開でエンディングを迎えた。
「視聴者からは『良い終わり方だった』『山ピーの演技、叩かれてたけど良かった』という好意的な意見が少数見られる一方で、最終回は駆け足で進んだという印象もあるため、『最終回が雑』『最終回詰め込みすぎ』『この最終話はひどい』と、酷評が目立っています。これまでの過程が台無しになったと感じた人からは『時間を返せ』という声も。日本では2002年にフジテレビ系でユースケ・サンタマリア主演の連ドラが放送されたことで知られていますが、ユースケ版の平均視聴率は11.1%。当時のドラマの中では大ヒットとはいえないものの、今回はその記録すら下回ってしまいました」(芸能ライター)
昨年、“六本木スマホ強奪事件”を起こした山下にとって起死回生の一歩となる作品だった今作。しかし、最高記録は初回の11.5%、最低は7話の6.7%と、視聴率は惨敗に終わってしまった。山下は今後、7月1日放送される『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)4時間スペシャル内のドラマ『心の科学者・成海朔の挑戦II(仮)』で主演を務める。
「また、山下は『女性セブン』(小学館、6月25日号)のインタビューで『今年後半にやりたいこと』について、昨年はコンサートができなかったこともあり、『音楽活動にも力を入れていきたい』『全てを取り戻しにいきたいなって思って』と明言。SNSなどを通じてファンの声をチェックしているそうで、『おれ、いつもファンの人に迷惑かけちゃってるから。そんなおれでもついてきてくれて、本当にありがたいと思ってるんだ。そんなファンのためにもアイドルでい続けなきゃね』と、コメントしていました。心配をかけたファンのためにも、しばらくは“ジャニーズアイドル”を全うするつもりなのでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
“復帰作”は残念ながら低視聴率をたどってしまった山下だが、今後のさらなる活躍に期待したい。