コラム
噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第269回】
古閑美保、新恋人と半同棲スクープ! 幸せ一杯の愛犬お散歩ショットに香る“疑惑”
2015/06/09 21:00
2つの記事で確かなのは、一部の“良好な関係ではないママ友”が辻ちゃんの悪口をマスコミに吹聴しているということだ。
北大路欣也が、夫婦揃って高級介護付き老人ホームに入居したことが話題となった。しかしその受け止め方はやはり旧態依然としたものだった。“老人ホーム”というだけで、ネガティブで憐れといったニュアンスが含まれているからである。
そんな空気をさらに押すのが「セブン」の記事だ。
今から遡ること16年前、北大路はきょうだいに相談もなく両親を老人ホームに入居させた。当時、このことは「強制連行」「姥捨て」などと大きな批判を浴びたらしい。そのことできょうだいは激怒し、絶縁状態になる。北大路にとって今回の老人ホーム入居は“皮肉”だと。
家族のことは外から窺い知れないことが多い。しかし北大路は高齢で足も悪い両親の2人暮らしが心配で入居させたという。兄姉に相談しなかったのはどうかと思うが、何か事情があったのかもしれない。
そうしたことを考えても、なぜ老人ホームに入ることがこれほどネガティブに捉えられるのだろうか。老々介護、介護のために働き盛りの子どもが仕事を辞める。閉塞された生活での虐待。家族内だけの介護には限界や問題があることはすでに知られていることだ。しかも老人ホームや介護施設に入りたくても、経済的、物理的にかなわない人も多いのに。
前向きに老人ホーム。そんな感覚になるのは、まだまだ先か。
最終更新:2015/06/09 21:16