コラム
噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第267回】

ピーコ、35歳イケメンと“熱愛写真”の素敵な姿に見る独身「老後」の幸せの形

2015/05/26 21:00

 そうした意味で、今回の記事はいろいろ考えさせられるものがある。イケメン男性と食事をし、手をつないで送ってもらえるなんて、若返るし元気にもなるだろう。もちろんそれは同性愛者に限らないし、相手は恋人じゃなくても全然構わない。

 いつまでも周囲に自分より若い人がいて、その人が自分を気遣ってくれる。そんな安心感が“手つなぎ”写真からもよくわかる。ピーコの表情は恋愛というより、安心した優しい表情に見える。肉体関係があろうがなかろうが、70歳のピーコは幸せなんだろうなと思わせてくれるのだ。

 老後という意味で、現在のところピーコは勝ち組だ。これまで差別を受けることが多かった同性愛者だが、渋谷区では同性カップルに「パートナーシップ証明書」を発行する条例も成立した。幸せそうな同性愛者が増えることは、世の中がもっと穏やかに、寛容になることでもある。そんなことすら思わせてくれたピーコの老後熱愛記事だった。
 
 ピーコの直撃は大成功だった「自身」だが、もう1つ“恐怖の直撃取材”を敢行している。それがビートたけしの幹子夫人への直撃だ。

 4月26日放映の『なるみ・岡村の過ぎるTV』(朝日放送)に出演したたけしが、“愛人”の存在を公言したことはネットニュースなどでも大きな話題となった。というのも、その愛人とは昨年7月に「週刊文春」(文藝春秋)が報じた、あの“100億円の愛人”だったからだ。 

 当時の「文春」によると、たけしには49歳の半同棲愛人がいて、これまでになく夢中になっており、しかも愛人と結婚するために全財産(推定100億円)を渡してでも、40年来連れ添った幹子夫人と離婚したいと漏らしたという衝撃的なものだった。

 当時たけしは「100億円なんて財産はない」などと記事を否定していたが、今回その愛人の存在を認め、さらにナインティナイン・岡村隆史とイタリアンで一緒に食事をしたことさえ自ら暴露したのだ。

 このたけしの発言を受けて動いたのが「自身」というわけだが、今回の「自身」がすごいのは、たけしや愛人ではなく、幹子夫人に直撃しようと思ったところだろう。夫の愛人騒動で、妻にコメントをもらう。一番やっかいで、怖そう。命じられた記者は本当にイヤだったに違いない。しかし「自身」は頑張った(笑)。

 都内のスポーツジムに通う幹子夫人を3時間も待った「自身」記者。そして出てきた夫人に直撃し「たけしさんが自分に愛人がいると……」と口にした。もうこれだけで恐怖である。さらに幹子夫人は想定通り顔色を変え、大声で質問を遮ったという。「ごめんなさい。私、それは知らないですから!」。さらに質問を続ける記者。「それでも、ご主人を愛していらっしゃいますか?」。これまたすごい質問だ。幹子夫人は「もういいです。はい!」と言い残し、額に青筋を立てて去っていったという。

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