ダウンタウン『ガキ使』、日本テレビ関係者から「お荷物扱い」!? 焼き直し企画連発のワケ
EXILE・TAKAHIRO主演の連続ドラマ『ワイルド・ヒーローズ』(日本テレビ系)のスタートによって、4月より放送時間を30分繰り下げられてしまった『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』。年末特番では毎年民放トップの視聴率をたたき出し、またDVDも売れ行き好調と日テレの目玉コンテンツである『ガキ使』だが、一部の局関係者からは“お荷物扱い”されているという。
「実はここ最近になって、外部スタッフが番組制作にまったくやる気を出さなくなってしまっているんです。もともと『ガキ使』は、Fという下請けの制作会社を中心に番組を作っていたのですが、有能な作家やディレクターが次々とFから独立してしまいました。現在はFのほか、独立した数人のスタッフに外注している状態ですが、その独立組の番組作りに対する姿勢が、かなり問題視されているんです」(制作会社関係者)
特に日テレ側が問題視しているのが、「名の知れた構成作家」。かつて『ガキ使』が高視聴率を記録していた時期に比べて、その仕事ぶりは「投げやりになった」(同)というのだ。
「“ガキ使スタッフ”の看板で次々と仕事を取っている割に、肝心の『ガキ使』に関しては、下のスタッフに台本や企画を作らせ、それを自分の名前で提出するといった行為を繰り返しているとか。当然、先輩が築き上げた番組内容をガラッと変えてしまうわけにもいかない後輩スタッフは、過去の企画の焼き直しやキャラクターの再登場といった、守りに入った内容しか出せない。『ガキ使』は『これまでとまったく違ったバラエティを作る!』という使命感にあふれたスタッフで制作してきただけに、この現状には局内からも『最近のガキ使はつまらない』『お荷物状態』という声が出ています」(同)
こうした内部事情によって、ついには時間帯の移動という決定も下されてしまった『ガキ使』。なお、日曜夜の日テレ視聴率は“一人勝ち状態”と言われるが、「4月以降は10時の『おしゃれイズム』が確実に2ケタをキープ、『ワイルド・ヒーローズ』も初回、第2話と10%超えを果たしている中、『ガキ使』は5%台まで数字を落としています。制作陣がやる気を失っている中、数字もこの惨状とあって、局にとっては切るに切れない“不良債権”となりつつあることは間違いない」(同)
一部報道では、松本人志が年末特番を「辞めたいと考えている」とも伝えられた『ガキ使』。視聴率も暗雲立ち込める通常放送は、今後も惰性感漂う内容で続いていくのだろうか。