SMAP・中居正広、父の死明かす……闘病に付き添い「救急車に4回乗った」と悲痛な告白
SMAP・中居正広の父・正志さんが、79歳で亡くなっていたことが明らかになった。中居は5月9日放送のラジオ番組『中居正広のSome girl’SMAP』(ニッポン放送)で「2月19日にですね、私のお父様が亡くなりました」と話し、父が2年前に肺がんと診断されたことや、父の闘病生活についてファンに報告した。
父・正志さんは、2001年のコンサート『LIVE pamS』で、中居のソロコーナーにVTR出演したほか、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)や12年放送の『FNS27時間テレビ』(同)に出演するなど、ジャニーズ界では異色の存在。3人兄弟の末っ子である中居を「ヒロちゃん」と呼び、仲良し親子としても知られていた。
中居は9日のラジオで「皆様に言わなければならないことがありましてですね……。えー、もうだいぶ落ち着きましたので、この時期なんじゃないかなぁと思い……勝手にこの時期を選ばさせていただきました」と前置きした上で、父の死を発表。50~60名の親族のみが参列する形で密葬を行い、4月8日には四十九日法要も済ませたという。
中居によれば、正志さんは13年の2月に肺がんを患い、片方の肺を全摘出。同年秋にはリンパに転移したことが発覚し、放射線治療によって治ったものの、昨年5~6月には喉頭がんが見つかり、8月に手術を受けたという。その後、11月末には退院したそうだが、
「(12月)31日、『紅白』が終わって、オレゆっくりで『(父の家に)昼頃行こうかなぁ~』と思ったら、朝6時半とか、7時ぐらいに電話かかってきて『苦しいから来てくれないか』って。全部メールね。で、行ったら、もう『やっぱりしんどい』って言うから『じゃぁ、病院行こう』って。痰を取って、やっぱり食事もどんどん食道も狭くなってるのか、食べないんだよね。もう味覚もしなくなってきてる。で、『体の半分がずっと痛い』って言うのよ。起きることもできないし」
と、壮絶な闘病生活を告白。正志さんは「病院のメシがマズイ」とこぼしていたそうで、中居は「俺に何ができるのかな」と考え、初めて握ったおにぎりや豚汁を持参するなど、食事面でもサポート。さらに「家で過ごしたい」という正志さんの思いを尊重したため、12月~2月の3カ月間には父の付き添いで「救急車に4回乗った」と、明かしていた。
このラジオを機に中居父の死去が報じられると、ネット上ではこれまでつらい姿を見せずに仕事を続けてきた中居の「プロ意識」を称賛する声が多く上がった。また、今回の発表に関してファンは思い当たる節があったと語る。
「中居君は1月24日放送のラジオで『体にいいこと何にもやってない』と切り出して、リスナーのファンに『簡単なレシピを教えてほしい』と、すぐに作れるメニューを教えてくれるように呼びかけていました。その後、番組内では送ってもらったレシピを紹介していたのですが、今回のことでファンからは『自分ではなくお父さんのためにレシピを集めていたのかな』との声が上がっています。2月18日にはSMAPのシングル『華麗なる逆襲』が発売されており、お父さんが亡くなる直前は新曲のPRで多忙な時期と重なっていましたが、つらい顔一つ見せなかったところが中居君らしいです。最近のラジオでは親戚の子が遊びに来た話をしていたので、中居君を元気づけようとしてくれたのかもしれません」(SMAPファンの女性)
番組ではファンに配慮したのか、終始明るいトーンで事の経緯を語り、最後には「あの~、僕もう大丈夫なので」と、ファンに報告していた中居。くれぐれも無理せず仕事に取り組んでいってほしいものだ。