サイゾーウーマンコラム彼女が婚外恋愛に走った理由婚外セックスで地獄を見た元モデル妻 コラム 【連載】彼女が婚外恋愛に走った理由 「バカに子育てできない」夫の言葉に傷ついた元モデル妻、一度きりの婚外セックスがもたらした地獄 2015/05/02 19:00 婚外恋愛彼女が婚外恋愛に走った理由 (C)いしいのりえ 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。どちらの呼び名にも大差はない。パートナーがいるのにほかの男とセックスする、それを仰々しく “婚外恋愛”と言わなくても、別に“不倫”でいいんじゃない? しかしそこには、相手との間柄をどうしても“恋愛”だと思いたい、彼女たちの強い願望があるのだろう。 恋愛には必ず終わりが存在する。それはもちろん婚外恋愛も同じだ。互いのルールを守り、決して周囲にバレないように関係を保ち続ければ、一生甘い恋愛に身を投じることができるかもしれないが、一度その秘密の関係が誰かにバレたときには地獄が待っている。言葉にするのは容易いが、今回お話を聞かせていただいた由香里さん(仮名)の話を聞いたとき、筆者は逃れようのない恐怖感に身震いがした。 「不倫を始めたときの私に言ってやりたいですよ……この先に進んだら地獄を見るわよ、まだ引き返せるんだからやめておきなさい! って」 苦笑しながら由香里さんは呟くように言った。長身で細身の体形、大きな花柄のトップスに丁寧に巻かれたロングヘアー。華やかな笑顔は、元モデルの面影を漂わせる。エレガントで落ち着いた外見をしているけれど、まだ35歳前。細い指にはダイヤで囲まれた結婚指輪が光っている。 ■20代の頃から「飼い主」を探していた 「大学時代、アルバイトでモデルをしていました。企業カタログとか、通販なんかの大した媒体ではありませんでしたが、楽しかったですね。モデル時代はとにかくいろんな方と知り合えましたから……シティホテルのラウンジやレストランなど、大人の贅沢な遊びを全部教えてもらいました」 モデル時代のツテで年上の遊び仲間を得た。大学を卒業した後もモデル事務所に所属し、イベントコンパニオンなどの仕事で食いつないだ。現在のご主人と知り合ったのも「遊び仲間の1人」だという。 「こういうのもアレなんですけど、私、外見しか誇れるものがないんですよ(笑)。頭はあまり良くないし、教養もない。そんな自分をわかっていたから、『早く結婚しなきゃ!』って若い頃から思ってましたね」 そんな由香里さんがターゲットにした今のご主人は、会社を経営しており、羽振りの良い落ち着いた大人の男性だという。 「いつも冷静で、賢くて、落ち着いていて。気持ち良くお金を使うし、嫌味がない。幼くてバカな私は、彼の手のひらで思う存分転がることができる。この人しかいないって感じました」 モデルとしては及第点しか得られなかったという由香里さんだが、何ひとつ不自由のない生活という安住の場を手に入れることができた。ご主人とは、知り合ってから2年後の26歳でめでたくゴールインした。 「2年間ガッツリ彼と付き合っていたわけじゃないですよ。彼も私も……いろんな人と知り合って品定めしていた感じです。それで、やっぱりこの人しかいない、って思いました。当時は私も究極のモテ期でしたので(笑)、いろんな男性と付き合いましたよ。だから今回の不倫が『青春を取り戻すために』ってわけじゃないんです」 123次のページ Amazon 『あなたが「女」であるための婚外恋愛』 関連記事 元カレと年に一度だけのセックス――障がいを持つ子の母が語る、活力剤としての“婚外恋愛”「ブスと笑われ、恋愛はゲームの中だけ」の妻が、気持ちいいセックスを婚外恋愛に求めるワケ“初めての男”と同窓会で再会! 答え合わせのセックスに耽る母に、悲壮感が一切ないワケアラサー“王子”とセックスした四十路の母ちゃんが語る、「不倫」が意味するもの「綾奈ちゃんママ」という呼び名に縛られて――婚外恋愛する女の娘への思い