『暗殺教室』、興行収入4億円突破! 嵐・二宮和也は「山田を邪魔しないように」と配慮
Hey!Say!JUMP・山田涼介が主演を務める映画『暗殺教室』が、3月21日に公開された。「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の人気同名マンガを初めて実写化した作品だが、土日の動員数は35万900人となり、全国映画動員ランキング(興行通信社)で1位の好スタートを切った。
山田にとって映画初主演作となる今作は、公開前から嵐・二宮和也が謎の生物・殺せんせーの声優として「出演しているのでは」と、話題に。しかし、映画公開直前に山田をはじめ「暗殺教室チーム」がゲスト出演した『VS嵐』(フジテレビ系、3月19日放送)でも、殺せんせーの話は触れられず。双方のファンがヤキモキする中、公開初日に行われた舞台挨拶でフォトセッションを行う際、二宮がサプライズでステージに登場。キャスト陣も知らされていなかったようで、山田は「僕もアフレコやってるときに、なんとなく『この声二宮くんに似てるな~』と思ってたんですよ。でも事務所からも二宮くんからも何も言われてないし」と、驚いていた。
「映画の公開前には、23日発売の『ジャンプ』の一部誌面がネット上に流出し、二宮が“殺せんせー役”としてインタビューを受けていたことから『やっぱニノだったんだ』と、騒ぎになりました。そして舞台挨拶に登場し、二宮の出演が正式に発表されたこともあるのか、公開初日~2日目で動員数は35万人、興行収入は4億円を突破。二宮の出演に関しては、公開前に早くも一部の山田ファンから批判が出ていましたが、出演が確定した段階でも『主演は山田だから』『山ちゃんの立場も考えて』『山田だけじゃダメって言われてるみたいで複雑』と、否定的なコメントが見受けられました」(ジャニーズに詳しい記者)
しかし、原作者・松井優征との対談が掲載されている「週刊少年ジャンプ」No.17で二宮は、連載第1回目から『暗殺教室』を読んでいたことを明かした上で「本当に、とにかく主演の山田を邪魔しないようにと思っていました」と、コメント。二宮が声優を担当するのは、2006年公開の劇場版アニメ『鉄コン筋クリート』以来、約9年ぶりとなるが、今回は後輩の初主演作ということもあって「自分は悪目立ちしたくない」と、名前を出さなくてもいいのではと考えていたと語っている。
また『暗殺教室』の主題歌で、3月18日に発売されたDVDシングル「殺せんせーションズ」は、初週10.9万枚を売り上げ、オリコン週間DVDランキング1位に初登場。同曲は殺せんせーがプロデュースしたとされる9人組ユニット・せんせーションズが歌っているもので、主演の山田が所属するHey!Say!JUMPがなり替わっているユニット。JUMPのDVDとしては、値段の違いこそあるものの、2月に発売された『Hey!Say!JUMP LIVE TOUR 2014 smart』の初週売り上げ7.6万枚を超える記録となった。
出演者をめぐってファンから不満が噴出するなど、いろんな意味で話題を集め、動員ランキング1位&主題歌も初週で10万枚突破と好調な滑り出しを見せている『暗殺教室』。映画を見たファンからは続編を期待する声も上がっているが、果たして――?