サイゾーウーマンコラム彼女が婚外恋愛に走った理由元カレと年1回の婚外恋愛をする主婦 コラム 【連載】彼女が婚外恋愛に走った理由 元カレと年に一度だけのセックス――障がいを持つ子の母が語る、活力剤としての“婚外恋愛” 2015/03/29 21:00 婚外恋愛彼女が婚外恋愛に走った理由 当時の思い出話をしているうちに別れがたくなり、ラブホテルへ入った。 「懐かしかったです、うれしかったんです……。付き合っていたときはキス止まりで、セックスまで至りませんでしたから。ああ、この人のこと、すごくすごく好きだったんだなあって実感した瞬間でした」 連絡先を交換した2人だけれど、その後、頻繁に会うことはなかった。次に彼から連絡が来たのが、秀美さんの誕生日だったのだ。秀美さんは、「驚きましたよ、本当に! びっくりして……涙が出ました」と振り返る。 再会のメールから再び体を交わすことになり、いつしか年に一度の再会が当たり前となった。彼も既婚者、子どもが2人いる。 「きっと私のように、何かを悩んでいるんだと思います。でも、何も訊きません。私も、特に彼には家庭の事情を話してはいません……年に一度2人で会うことで、お互いの人生を頑張れる。あとは何も訊かない。それがルールですから」 秀美さん夫妻はというと、「年に片手で足りるくらい」の営みしかないというが、話を聞いている限り、家庭は非常に円満だ。お子さんを中心に、ご主人も秀美さんも、日々を力強く生きている。 「でも、私知ってるんですよ。主人には浮気相手がいるんです……。多分、スナックで知り合ったお気に入りの女の子だと思うんですけど」 思わず驚いて質問した。ご主人には、そのことを言及しないんですか、と。 「しませんよ! 主人はその子がいることで、つかの間の安らぎを得ているんだと思うんです。私にとっての彼の存在と同じように……息抜きしないと、この生活、疲れちゃいますから。そうですね、私にとって彼の存在は、『何よりも効果的な活力剤』です。たった年に一度だけでも、彼に抱かれることで、学生時代に彼と恋愛していたときの無邪気な私に戻れるから」 綺麗事だけでは生きていけない。死ぬまで精一杯生きるためには、婚外恋愛という息抜きが必要ということか。秀美さんの何気ない言葉が、筆者の胸に重くのしかかった。 (文・イラスト/いしいのりえ) 前のページ123 最終更新:2015/03/29 21:00 Amazon 『婚外恋愛に似たもの』 年を取るほど、シワと同じように恋愛の形も増えていくのね 関連記事 「ブスと笑われ、恋愛はゲームの中だけ」の妻が、気持ちいいセックスを婚外恋愛に求めるワケアラサー“王子”とセックスした四十路の母ちゃんが語る、「不倫」が意味するもの“干支が同じ”上司とセックスした新卒男子、「恋愛でも不倫でもない」という地獄家庭を守るために「家庭外でセックスする」夫婦間セックスの葛藤に一石を投じるおしどり夫妻ご近所から“昼顔妻”とうわさされる美貌のアラフィフが、若い男とセックスを買い続けるワケ 次の記事 AKB48のモデル売り込みに業界辟易 >