悪者・斉藤和巳、スザンヌに非ナシの報道で真実を霞ませるケイダッシュの手法
そして1位の「自身」である。この記事は3誌の中でも最も詳細でかなりの力作なのだ。まずは冒頭、スザンヌとの長男が誕生した際、斉藤は周囲にこう吹聴していたという。
「実は俺、子供って苦手なんだよね。マジでオムツも替えられないんだ…」
いや、ここまでだったら許そう。スザンヌも斉藤が「おしっこのオムツは替えてくれるがウンチならしない」と語っているから。しかし、そこから怒濤のダメ夫、馬鹿男ぶりが炸裂する。
夫との生活を大切にしたいスザンヌは福岡で生活したが、斉藤の収入も減り、東京へ出稼ぎにいくも、夫は子育てをまったくしない。保育園の送り迎えも拒否した。そもそも斉藤は苦手どころか本物の子ども嫌いで、子どもと一緒に家にいることさえ苦痛を感じる。だから育児に関する手伝いをお願いされることなどもっての外で、それに嫌気がさして別居した。さらに離婚調停の文書に子どもの面会権を一切要求しなかった――などなど。
そして記事では、ダメ押しのように元妻との間で起こった斉藤の悪行も紹介される。
「現役時代の彼は、長女が泣き始めると『うるさい! 眠れないだろう!』と奥さんにあたりちらしていたそうです」
また赤ん坊がうるさいといって、飲み歩き自宅に帰らないことも多かったらしい。長女が4歳のときに2人は離婚するが、そのときも斉藤の一方的な申し入れによるものだった。しかも夫人のおなかには第2子が。中絶を強要する斉藤。拒む夫人に中絶同意書を送りつけてきた。そして約束した養育費の支払いも一切なし。
そんなに子どもが嫌いなら、そもそも妊娠しないよう注意すればいいものだが、斉藤の頭の中にはそういった回路はまったく存在していないようだ。これはモラハラどころか鬼畜ではないか。なんだか高橋ジョージの所業が可愛くさえ見える。女性週刊誌が一斉にバッシングに走りスザンヌを擁護するのも当然である。あの事情さえなければ――。