本能寺跡地がとんでもないことに!! 原哲夫先生ミーツ信長な珍スポット「信長茶寮」に潜入
京都は、世界屈指の観光地。そして女の憧れの地である。美味いもん食って、寺社を見て、お洒落して、勉強する。何でもかんでも「京都でする」のが女の憧れなのだ。女性誌はこぞって京都特集を組み、ガイド本や京都観光エッセイがボロボロ出版されている。確かに京都には歴史がある。名産品がある。美味がある……そして誰も取り上げないけれど「しょっぱい京都」もある。
しかし京都のほんとうの魅力は、こういうソルティーなところにあるのだ。上品ぶっている女性誌では取り上げないほんとうの京都の姿を、しっかり焼き付けて欲しい。そうだソルティー京都、行こう。
【第18回 信長茶寮】
街に性差がある、といったらおかしな話である。とはいえ京都が男女どちらのためにある街かといったら、たぶん女子だろうと思う。3歩歩けば可愛らしい小物の店に行き当たり、原宿もびっくりのおしゃれスイーツ店が立ち並び、女子向けガイドブックには華やかな情報がぎっしりだ。街でエセ舞妓は見かけるけれど、お侍は見たことがない。男子大好物の幕末の新撰組は、少女マンガ『風光る』(小学館)や女性向け恋愛アドベンチャーゲーム『薄桜鬼~新選組奇譚~』の餌食となって、もうすっかり女子の慰みものだ。
しかし、そんな女子の街・京都に、「信長茶寮」(しんちょうさりょう、と読みます)という“コンセプトアミューズメント施設”が登場した。信長を「しんちょう」と音読みする謎のこだわりが、なんか男っぽいですが、これがまさに男……いや、男の最上級、漢のスポットなのだ。
信長茶寮は、織田信長が没した本能寺の跡地にある。ちなみに現在の本能寺は三条河原町らへんにあり、すっかり移転しきって心機一転だ(そういえば今気がついたけど、このコラムって観光地の紹介しときながら交通とかアクセスとか全然説明してないな)。
さて、ホームページを見てからというもの、期待で胸膨らませたその場所に来た。
(左)なんか有名人の名前がずらり!
(右)期待が膨らむ掲示の数々なんとなくここを見て思い出したのは、新撰組のあらゆるバッタもんを揃えた「新撰組記念館」だ。いや、それは勘違いであってほしい……ような、そうでもないような。
ホームページを見ると、毎週土日にはスタッフ(しかし写真を見ると、信長さまのコスプレをしているようだ)によるツアーが開催され、本能寺の変について説明してくれるらしい。おおぉぉ……武者震いするほど香ばしそうだ。今日は土曜日、早速、受付で「ガイドツアーに参加したい」と告げた。すると、「パンフレットですか?」という返答が来た。ちょっと困惑して「いえ、週末にツアーイベントがあるとサイトで見たのですが」と言うと、「いつのホームページを見ました? 昔のじゃないですか?」と「勘違いしやがったな、うつけ者め」扱いされた。
どこにも「今はやってません」という情報はない(信長茶寮公式サイトより)確かに、恐らくイベントや本能寺の変に対する純粋な期待よりも、このしょっぱそうなイベントを見たいというよこしまな気持ちが満載だったことは否めない。しかし公式ホームページには、「イベント情報」というページに「ツアー始めました」という記述しかなく、「いつまで」とも書いていないし、これを「ああ、きっと今はやっていないんだわ」と配慮してやれたなら、お市の方から豆を包んだ袋を受け取り、「すわ、俺は包囲されている!」と悟った信長並みの超能力っぷりだろう。この受付でのやりとりで、心置きなくソルティーっぷりを紹介しようという覚悟ができたよ。
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