DVの痕跡や薬物売人の登場、遺産相続……ホイットニー娘の近辺が、まれに見るゲス展開に
米ゴシップ芸能サイト「Hollywood Gossip」は、ケンカの一因として、クリスティナの遺産相続があると報道。クリスティナはホイットニーから2,000万ドル(約23億7,000万円)の遺産を継いでいるが、ホイットニーは「もし娘が早死にしたとき」に備えた遺言書も残していた。内容は、遺産のほとんどを実母シシーに継がせ、残りは近親者らに渡すというもの。しかし、この遺言はクリスティナを出産した1カ月後に作成したものであり、「その後、人間関係が大きく変わった。よってこの遺言書は無効に等しい」と反発する者がいるようで、ブラウン家はそのことで揉めたのではないかとゴシップされているのだ。
もしクリスティナが死亡したら、遺産の大半を相続することになるシシーだが、すぐには見舞いに来ず、ニュージャージー州の自宅から孫娘の事態を見守っていた。ホイットニーが急死したとき、精神的に不安定になったクリスティナを支えたシシーだが、兄妹同然に育てられてきたニックとの交際を反対し、「まるで近親相姦のようだ」と批難したことから2人は不仲に。クリスティナは、シシーがリリースしたホイットニーの伝記本を「うそだらけ」と批判。「みんな購入をボイコットして」と呼びかけ、ここ最近、2人の仲は最悪だとされていた。もちろん不仲だったから駆けつけなかったわけではなく、81歳と高齢であること、大嫌いなボビーが先に現地入りしたことで、見舞いに行きにくかったのだろう。とはいえ、クリスティナが回復する見込みもないのに機械によって生かし続けられているという事実を受け入れたそうで、7日、孫に別れを告げるためにアトランタに飛び、彼女を見舞った。
そして8日。クリスティナはまだICUで生死をさまよっている状態だというのに、ブラウン家はもう葬儀の話をしていると報じられた。というのもボビーとその一族は、3年前のホイットニーの葬儀でヒューストン家にひどい扱いを受け、途中で帰るハメになるという屈辱を根に持っており、「今度こそはVIP扱いしてもらう」と息巻いているというのだ。ヒューストン家からしてみれば、本当は参列して欲しくなかったボビーがブラウン家のメンバー9人を連れてぞろぞろとやって来て、勝手に最前列を陣取り、別の席に移るように促したらブチ切れて帰ってしまったということなのだが、とにかく両家はホイットニーの葬儀がきっかけで決定的に不仲になったのである。
「TMZ」いわく、ヒューストン家はクリスティナが搬送された病室に、「セキュリティーのため」とパスコードがなければ入れないように手配したのだが、一部のブラウン家メンバーにはコードが知らされていなかったとのこと。ブラウン家は、「またヒューストン家に恥をかかされた」と怒りを募らせており、すでに険悪な空気が漂っているという。中には、「もし、クリスティナに万が一のことがあったら、今回はきちんと対応してもらうからな」と激怒している者もいるそうだ。
「クリスティナは、まだ脳死状態ではない」とかたくなに認めようとしないボビーだが、医師や親族らに説得され、恐らく今週中に生命維持装置を外すとみられている。ホイットニーの命日である2月11日に外すのではないかという見解も飛び交っているが、それまでに奇跡が起こることを祈らずにはいられない。