佐藤江梨子、海老蔵のスタッフとでき婚に感じた「元カレが忘れられない女」の特徴
「偶然なんてほとんどない」論者の私からすると、これは「好きになった人が偶然海老蔵の近い人」ではなく、サトエリの「執着」に見えてしょうがない。元カレ・海老蔵をあきらめられず、仕方ないから海老蔵の周辺の人物とつきあって、つながりを保っているように感じられるのだ。
サトエリのブログを見ると、「私の両親は、きちんと、ちゃんと、私に『あんたはブスだ』と教えてくれた」とか「成功したい。努力は魅力」など、劣等感と努力の重要性を訴える記述が多いが、これこそが「元カレが忘れられない病」患者の特徴なのではないだろうか。
劣等感は欠点というより強い自己愛から生まれるものであり、努力してそれを克服しようとすることもまた、「自分の悪いところを自分で気づいて直しちゃう私って、前向きで素敵」という自己愛である。このタイプは元カレの魅力云々より、自分が好きすぎるから、こんなにも素敵で完璧な私を捨てるなんて許せないと執着してしまうのだ。
冒頭の「自分の大切な方にお伝えしないままでいるのは、もう耐えられなくなり…」という発言にも、サトエリの自己愛はよく表れている。結婚や妊娠を発表しないで「隠して」いることが耐えられないとサトエリは発言しているが、世間はそこまでサトエリの一挙手一投足に注目しているわけではないのではと疑問に思う。たとえ多少結婚や妊娠の報告が遅くなっても、全然大丈夫だ。みんなが自分を見ているはず、自分の幸福を喜んでくれるはずという発想こそが、自己愛が強い女性の特徴である。
海老蔵はかつての恋人・米倉涼子が結婚した際、ブログにコメントを出したが、今回のサトエリの結婚についてはノータッチである。これが海老蔵の「本音」である。交際期間も短かったことだし、はっきり言って、サトエリは物の数に入っていなかったのだと思う。
結婚を機に、サトエリには海老蔵をきっぱりさっぱり忘れてほしい。間違っても、ブログに「海老蔵おじちゃまと」というタイトルで、子どもを抱く海老蔵の写真なんて載せないよう、祈るばかりだ。
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。
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