コラム
仁科友里の「女のためのテレビ深読み隔週報」

佐藤江梨子、海老蔵のスタッフとでき婚に感じた「元カレが忘れられない女」の特徴

2015/02/08 16:00
海老蔵への執着はなぜ消えない?

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「自分の大切な方にお伝えしないままでいるのは、もう耐えられなくなり…」佐藤江梨子
(佐藤江梨子オフィシャルブログ、1月31日より)

 子どもの頃、アホみたいにドラマばかりを見て、よく親に怒られていたが、気が付けば必要がなければ見ないようになっていた。それはドラマの質の問題ではなく、私自身の感性の老化だと思う。

 ドラマの鍵を握るのは“偶然”であることが多い。偶然出会ってしまった。偶然見てしまった。特に恋愛ドラマにおいて、こういった数々の“偶然”がドラマを大きく動かしていくが(偶然が重なるほど、ドラマティック度は増していく)、ある程度の年齢になると発想が凝り固まり、「そんな都合よく偶然なんて起こらねーよ」と思うに至る。

 故に、芸能人と結婚することになった一般女性が「彼が有名人とは知らなかった」と発言しても、ある女性タレントが「車が彼の家の前で故障してしまって、彼に助けてもらった」と話しても、「すっごい偶然だね」などとは思わず、「そうだよね、そうした方が男にインパクトあるもんね」と心の中で密かに思うわけである。

 このように偶然を信じない私が、心配してやまないタレント。それが“サトエリ”こと佐藤江梨子である。グラビアを経て、最近は女優としても活躍するサトエリ。読書家であることを生かし、書評や小説の連載なども持っている“マルチ”なサトエリが、数日前、ブログで結婚と妊娠を発表した。相手はかねてより交際していた男性で、歌舞伎役者・市川海老蔵のスタッフだそうだ。

 サトエリの人生には、海老蔵が深く関わっている。2006年に海老蔵との交際が発覚、サトエリは自ら交際宣言をしたが、3カ月という短い期間で破局。泣きはらした顔をブログにアップして、捨てられたことをほのめかした。11年には「海老蔵の代役」を務めた同じく歌舞伎役者・片岡愛之助と熱愛発覚。しかし、すぐに愛之助がつかこうへいの愛娘と交際を開始し、またフラれてしまう。12年に出した写真集では、ボンテージファッションのサトエリが、歌舞伎役者のマネキンに鞭をふるうカットが話題を呼んだ。そして、14年2月には、海老蔵のスタッフと熱愛発覚である。単純計算でざっと8年、サトエリは「海老蔵」と「歌舞伎」と「海老蔵に近い人」のそばにいることになる。

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