高橋ジョージの「離婚の言い分」が体現する、モラハラの構図と加害者の論理
「向こうが男の人と写真を撮られたことが離婚の原因ではなく、根本的な原因は、俺に思いやりがなくなったことだと思う」
「俺、めんどくさがり屋だからさ。だんだん思いやりがなくなって、そんな状態に甘えてたんだよ」
さすが、離婚の先輩! あまりに立派で含蓄ある言葉と認識だ。さらに布川は妻だったつちやかおりに「(自分の)いけないところがあったら謝るし、直すから仲良くやっていこう」と提案したところ、「積もりに積もって今の状態だから、今のあなたに直してほしいところはない」と言われたことも明かしている。
ジョージも布川に教えを乞うてはいかが。
夫婦の間のことは2人にしかわからない。でも国生さゆりの結婚→離婚は働く30~40代の女性の、加えて有名女性の結婚について考えさせられるものだ。なんで1年半も前に離婚した国生の結婚生活が話題になるかといえば、もちろん元夫に逮捕状が出るという事件があったから。自分の車に故意に傷をつけ、保険金を騙し取ろうとした詐欺容疑をかけられた元夫だが、今回「自身」が明らかにした2人の結婚生活は格別“変”だ。
1日も同居したことはなく、夫がどこに住んでいるかもわからない。財布も別々。中でも一番の驚きは「“夫婦の営み”もいっさいない」ということだ。まるでどこぞの看病物語のようだが、しかし理由は全然違った。記事を読むとどうやら元夫は国生を愛してはいなかったらしい。披露宴を希望しても「お金がもったいない」と拒否され、結婚指輪も「婚約指輪買ってやっただろ!」と言われ国生は自分で買った。会話はメールか電話。にもかかわらず国生はなかなか離婚をしなかった。その理由は「イメージダウンが怖い」と「幸せを装いたい」からだったという。
いやいや当時、すでに国生というタレントのイメージは不動のものだったはずだし、それは離婚して変わるようなものではなかったはずだ。しかし、本人はそう思わなかったのだろう。さらに周囲から「幸せだと見られたい」というのも、国生ならではのプライドかもしれないが、何とも物悲しい。国生って意外に古いタイプで男に振り回されてしまうのかも。