「BAILA」の新女性像「外側は女らしい、内側男前」、10年前の『anego』ブームとの違いとは?
レモンイエローのニットにオレンジ色のレタリングと、ビタミンカラーでPOPな印象の表紙が目印の「BAILA」2月号(集英社)。ヨンアの微笑みとともに、春の訪れを感じさせます。そんな表紙とは裏腹にバイラーズには冬特有の鬱々感が蔓延しているようで……早速、2月号を読んでいきましょう!
<トピック>
◎熱血!松岡修造のモチベーションを自家発電
◎7つのアイデアで、冬服マンネリを簡単になんとかできます!
◎今「外側は女らしい、内側男前」な人が素敵です!
■やっぱり要は修造だった!
今月の「BAILA」は、「『会社で機嫌よく働く』ということ」という特集を筆頭に、負のオーラをまとった「仕事に関する鬱々」が読者ページをジャックしています。
例えば、長塚圭史のお悩み相談コーナー「愛の処方箋」には、「ランチ代もカフェ代も高すぎて楽しめない!」「ランチで行くお店が高すぎてもったいないなと思ってしまうんです」という読者(26歳・事務)が登場しています。どんな回答を聞かせてくれるのか期待しましたが、圭史は「何故そのお店を選んだのかということをはっきりさせるべき」「お弁当はいいぞお」と、気持ちいいほど見当違いのアドバイスを連発。事務という仕事柄、仲良しグループから抜けて「ぼっちランチ」などできるはずもなく、かといって26歳、まだまだお店の決定権はなく……。この苦しみ、オスにはわかるまい!! と、読み進めるにつれて相談者に感情移入してしまいました。
しかし、そんなやり場のない気持ちを、1ページめくった後に登場する松岡修造の連載「熱血!松岡修造のモチベーションを自家発電」が華麗に吹き飛ばします。「人からこう見られたいという表面的なプライド、それは偽プライドです!」とのこと。そうだよね、「ぼっちランチ」ができないなんて、そんなの偽プライドだよね! 「みんながスタバに行っていても、水筒のお茶でのどを潤す私、なんて節約上手なんでしょう」と、時には悦に入ることも必要かもしれません。華麗な解決に、思わず修造先生の日めくりカレンダーをAmazonでポチるところでした。バイラーズの仕事の鬱々を斜め上から吹き飛ばす修造にあらためて感服です。