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テレビ関係者に聞いた、打ち切り寸前!? 今年「終了」がウワサされる人気の3番組

2015/01/08 11:45
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『もしもツアーズ』公式サイトより

 昨年は、32年続いた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)、17年続いた『はなまるマーケット』(TBS系)が3月で終了し、さらに9月には22年続いた『さんまのSUPERからくりTV』(同)が幕を閉じるなど、テレビ業界が大きな転換点を迎えた。だが実は、これら人気番組と同じく「終了」の足音が聞こえている長寿番組があるという。テレビ関係者の間でもっぱらウワサとなっている“寿命寸前”番組を追跡した。

 まず危険水域に入っているのが、午後11時台に放送されていた頃から数えて7年目となる『もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!』(テレビ朝日系)だという。

「『お試しかっ!』は、ファミレスや居酒屋などの人気メニューベスト10を当てるまで食べ続けなければならないチャレンジ企画『帰れま10』で人気を博しましたが、これを毎週のように乱発しすぎて飽きられてしまった。ところが、なかなかそれを超える人気企画が生まれていません。その悪影響が、確実に視聴率に表れています。最も顕著に出たのが12月22日放送の『帰れま10』3時間スペシャル。年末は毎年とんねるずがフル参戦していますが、その効果もむなしく結果は何と6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の大爆死でした」(制作会社ディレクター)

 12年、とんねるずが初めて同企画に参戦した12月24日放送の3時間半スペシャルは18.6%の高視聴率を記録。しかし、2度目の挑戦を果たした13年の年末は11.3%と7ポイントダウンした。そして今年はさらに低い6.9%と、ものの見事に下降線を描いている。とんねるずのタレントパワーが凋落したともいえるが、彼らが出演しないレギュラー回でも1ケタが常態化している。今年大胆なリニューアル案を打ち出さない限り、「打ち切りは避けられない」(前同)との見方が濃厚だ。

 そして、打ち切り番組が続出する可能性のあるのがフジテレビのようだ。低視聴率が原因で打ち切りを免れない番組があるものの、その数が多すぎて整理がつかない状況にあるという。

「もはや賞味期限切れと言われているのが金曜午後7時の『ゲーム&クイズバラエティ ペケポン』と、土曜午後6時30分からの『もしもツアーズ』です。『ペケポン』は、川柳の穴埋めクイズで一世を風靡、10年から12年までは正月・元日のゴールデンを張るほどの人気番組でしたが、今や裏番組の『爆報!THEフライデー』(TBS系)、そして『笑神様は突然に…』(日本テレビ系)に押されて低迷しています。この『ペケポン』は、先の『お試しかっ!』とは真逆で、全盛時にイロイロ新企画に着手しすぎて視聴者が徐々に離れて行ってしまったパターンでしょう。『もしもツアーズ』は、レギュラーだった関根勤さんが抜けたあたりから裏の『満天☆青空レストラン』(日本テレビ系)に視聴者が移り始め、その差は常時ほぼ5%と、今や逆転どころか追いつけない状況にある」(テレビ関係者)


 これら名前が挙がった番組に、本当に今年「終」マークはつくのだろうか? 「一度、編成マンに目をつけられた番組は、1週1週の視聴率が勝負です。ですが、そんな土壇場でヒット企画が決して生まれないとは言えません」(前同)というだけに、起死回生があるのか注目したいところだ。

最終更新:2015/01/08 11:45
『自滅する選択―先延ばしで後悔しないための新しい経済学』
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