ビヨンセ父が金欠!? ファン垂涎のグッズをガレージセールで投げ売り
先月発表された米経済誌「フォーブス」の「2014年度 音楽業界の女性長者番付」で、2位のテイラー・スウィフトに大差をつけ、ぶっちぎりで第1位に輝いたビヨンセ。推定年収は1億1,500万ドル(約138億円)で、大成功に終わったワールドツアーでの収入のおかげだとみられている。
そんな彼女を一流パフォーマーとして育て上げたのは、長年マネージャーを務めていた実父のマシュー・ノウルズ。マシューはビヨンセの才能を信じ、大手印刷機器メーカー「ゼロックス」を退職して、フルタイムで娘のガールズグループ「デスティニーズ・チャイルド」(以下、デスチャ)のマネジメントを開始。デスチャが成功するために、私財をなげうち、すべての時間を捧げた。そんな彼のおかげでデスチャは1997年にデビュー、人気もうなぎ上りで、マシューは敏腕マネジャーとしてビヨンセをソロでも世界的大スターへと育て上げた。
業界からも一目置かれ、大金も手に入れたマシューは、08年から女優アレクサンドラ・ホワイトと不倫関係に。翌年彼女は妊娠し、30年近く連れ添ってきた妻であるビヨンセの実母ティナから離婚を突きつけられた。10年2月にアレクサンドラは赤ん坊を出産。マシューは自分の子ではないと否定したが、DNA検査で実子だと判明し、毎月1万2,000ドル(約145万円)の養育費を支払うよう命じられた。
11年には、ビヨンセがマシューをマネジャーから解雇すると発表。「別れるのはビジネスの上だけのこと。父は死ぬまで私の父だし、心から愛している。そして、ここまで導いてくれたことに感謝している」と説明したが、不倫、隠し子騒動で母親を悲しませたことが大きな原因だろうとみられた。
ビヨンセは後にトーク番組に出演した際、「18歳になった時、もっと自分で仕事をコントロールしたくなったの。父は驚いていたわ。その頃から、乗り気がしない仕事を父が無理やり入れてくることにも嫌気が差してきたの」「それから、仕事について口論することが増えて。20歳になった頃、ようやく父に、私はもう大人でコントロールすることは無理なんだって気づいてもらえたわ」と発言。母親を裏切り、隠し子まで作ったマシューのことが許せなかっただけでなく、ビジネスの上でも相当な衝突があったことを明かした。ちなみに、ビヨンセは今なお父親のことが許せず、娘のブルー・アイビーも会わせていないと報じられている。
マシューは、ビヨンセから解雇されたものの、これまで莫大な金を稼いできたから、金銭的にはまったく困ることはないだろうと伝えられてきた。しかし、隠し子への養育費が滞るようになり、元不倫相手が激怒。裁判を起こされ、マシューは「年収が激減した」と、つらい事情を告白した。そして今年4月、月々の養育費を2,485ドル(約30万円)にまで値下げしてもらった。
そして、その3カ月後の7月。今度は10年にマシューと関係を持ち、赤ん坊を出産したという女性が登場。30歳のタコヤ・ブランシスという元下着モデルで、養育費を払ってほしいとの裁判を起こし、DNA検査の結果、赤ん坊はマシューの子だと確定。マシューは、隠し子2人の養育費を払っていかなければならないハメになってしまった。とはいえ現在のマシューの収入はわずかなもの。思うように養育費を取れない過去の愛人たちはメディアに露出しまくるようになり、マシューは彼女たちを黙らせようと必死になっていると伝えられている。