スヌープ・ドッグ&モハメド・アリ、イケメン息子・孫の試合を仲良く観戦
アメリカの国民的スポーツといわれる、アメリカン・フットボール。毎年2月に開催されるナショナル・フットボール・リーグの優勝決定戦『スーパーボウル』の生中継は、1億1,000万人以上が視聴するほどの人気を集めている。大学のアメフト大会「カレッジフットボール」も大変人気があり、将来の有望選手を見つけられるかもしれない、高校生による「ハイスクールフットボール・チャンピオンシップ」もニュースで大々的に取り上げられるほどだ。
今年8月、米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」のスポーツ版が、ネバダ州ラスベガスにある強豪校ビショップ・ゴーマン・ハイスクールに、コーデル・ブローダスが編入したと報じた。コーデルはパスプレイの主役となるワイドレシーバーとして全米の高校で1、2を争う優秀な選手。大学進学に備えて、注目度の高い同校に編入したのだろうと伝えられた。
このコーデル、実はギャングスタラッパーとして知られるスヌープ・ドッグの次男なのだ。スヌープは3人の子どもたちを溺愛しており、スポーツ番組のインタビューに親子そろって出演して「息子がどこでプレイしてもオレは応援する。でも大学は南カリフォルニア大学だったらいいな~」と将来を見据えた発言をするほど、熱心なパパでもあるのだ。
コーデルが編入した高校には、もう1人、有名人の血を引くアメフト選手がいる。伝説的ボクサー、モハメド・アリの孫ビアージョ・アリ・ウォルシュである。ビアージョはまだ2年生だが、攻撃側のポジションであるランニングバックとして大活躍しており、将来が期待されている選手。同校のアシスタント・コーチは「TMZ」の取材に対して、「2人の有望な選手がいるからね。今年はとても良い成績を残せると思う」とうれしそうにコメントしていた。
そんなビショップ・ゴーマン・ハイスクールが6日、ネバダ州リノで開催されたゲームに出場。試合は極寒の野外スタジアムで行われたのだが、孫の闘志あふれる姿を見ようと、パーキンソン病を押してモハメドが観戦スタンドに姿を表した。首に孫の高校のタオルを巻き、サングラスの上から鋭いまなざしをのぞかせながら孫を応援。モハメドの隣には、高校のパーカーを着たスヌープが座り、サングラスを外して終始にこやかな表情で試合を観戦していた。スヌープとモハメドが談笑する姿もパパラッチされ、子どもたちを応援する良き父&祖父として報じられたのだ。
試合は、コーデル、ビアージョ共に2回タッチダウンを決める活躍を見せ、70対28で圧勝。ビアージョは、91ヤード(約83m)ランしてタッチダウンするという快挙を成し遂げ、「さすがモハメド・アリの孫」だと絶賛された。なお、3年生のコーデルにとってはこれが高校最後の試合になったわけだが、全米の名門大学から奨学金をオファーされているとのことで、将来は大安泰のようである。
コーデルもビアージョも端整な顔の上に、アメフト選手特有のがっちりとした体形。さぞかしネットで大騒ぎされているかと思いきや、アメリカのネット民は「ビアージョがどこから見ても白人にしか見えない」「モハメドの娘は白人の子を養子にしたの?」「いや、いろいろ混じってるわけだし、たまたま白人の血が濃く出たんだろう」「白人なのか、黒人なのか、どっちなんだ」と人種的な部分に注目し、試合を報じた「TMZ」のコメント欄でも論議の的となっている。