「うんそうそうそうそう!」平野レミ in 『徹子の部屋』、高速トーク対決の“名人戦”に
さて、その38年前に生まれた長男が、人気バンド、トライセラトップスのヴォーカル・和田唱。トライセラのコンサート風景のVTRが流れる中、徹子が言った。
「本式にやってんじゃない」
すると、
「アッハッハッハッハ。本式! ワッハッハッッハハ」
と大爆笑のレミ。どうやら“本式”という言い回しがツボだったらしい。この明るい笑い、ギャルみたいだな。「ウケる!」みたいな。ギャルだったのか、レミ。徹子と赤ちゃんの頃から交流がある、その和田からのコメントVTRが流れるが、幼い頃に和田は徹子にあだ名を付けた。その名も、「レロレロ」。和田が言うには、高速で絶え間なくしゃべる徹子の姿が、
「レロレロレロレロレロレロレロレロ……という感じがしたんでしょうね」
とのこと。なるほど。「レロレロの部屋」なのか。この話に、徹子があだ名ネタをかぶせる。
「アタシの知ってる人ね、子どもね。グルグルって言う人がいる。アタシのことをよ」
たぶんグルグルも、発想は同じなんだろう。レロレロ&グルグル。子どもには、徹子はそう感じられているみたいです。
また和田が幼い頃、徹子の顔が印刷されていた商品があり、それをスーパーなどで見かけたときに、「レロレロレロレロ……」と、連呼していたという。
「レロレロレロレロ……何言ってんだと思うと、あっ、いた! ここにいた! って」
と、レミ。そんな、なかなかのテンションのお母さんなだけに、和田は子どもの頃、「普通にして」とお願いしたことがあったという。でも自分では別に変わってないと、あくまでレミは主張する。そういうエピソードも踏まえ、もし徹子に子どもがいたら、徹子は子どもに嫌われていたに違いないとレミが言った。すると、
「……でもレミちゃんね、黒柳さんは変わってて、アタシは変わってないっていうのはヘンよ」
徹子の反論だ。ムッとしたのか。しかし、「そんなことないですよ! 私は変わってませんから」と、あくまでも自分は普通、変わってるのは徹子だと主張する。そして、
「黒柳さんみたいな変わってる人はいない」
こう言い切り、徹子ももう反論せず。トークのマシンガン度も含め、レミが押し切った感じの「名人戦」でした。
(太田サトル)