謝罪騒動の『ごめんね青春』6.7%、“炎上上等”『ぬ~べ~』9.9%に下落の1ケタ視聴率
第1話放送後から批判の声が相次いでいる、関ジャニ∞・丸山隆平主演ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)。前週の視聴率は10.1%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)とギリギリ2ケタを記録していたが、11月1日に放送された第4話は9.9%と、またしても1ケタに戻ってしまった。
原作漫画との相違点やキャスティングが批判の対象となっているドラマ版『ぬ~べ~』。3話の放送前にはドラマの公式Twitterや原作者(作画担当)の岡野剛氏がネット上でのネガティブな書き込みを食い止めるべく、視聴者に「どうか大目に見ていただけないでしょうか」などと理解を求めるコメントを投稿。さらに両者に続いて、日本テレビ側も10月27日の定例会見で小杉善信専務が「アニメの人気作品をやると、こういう現象は起きる」と、批判は想定内という考えを示していた。
「11月2日の午後には同作の特番が放送されたんですが、当初『地獄先生ぬ~べ~炎上上等!全ては妖怪のしわざだから、この際、徹底的に予習復習SP』というタイトルだったため、ネット上では『開き直ってる』『センスが悪い』『ドン引き』などと、さらに否定的な声が集中していました。ところが、このタイトルはさすがにやりすぎだと思ったのか、当日には『地獄先生ぬ~べ~ 後半戦突入!意外と感動!?家族みんなで考え楽しもうSP!』と、普通のものに変更。『しれっとタイトル変更した』『スタッフは何をしたいのか』『怒られたのかな』などと驚きの反応が上がっており、“炎上上等”と、喧嘩を売るようなタイトルを付けておきながら、直前に変更した制作側に呆れた声が上がっています」(芸能ライター)
初回13.3%を獲得した『ぬ~べ~』は、プロ野球『クライマックスシリーズ』の影響により1時間遅れでのスタートとなった2話では7.9%に下落。3話は10.1%に復調したものの、4話で9.9%とジグザグの推移を辿っている。
一方、同じく関ジャニ∞・錦戸亮主演ドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)は、2日に第4話が放送され、6.7%を記録。プロ野球『日本シリーズ』が延長し、25分繰り下げで放送された前週も6.7%だったが、通常放送だった4話で数字を伸ばすことはできなかった。
「宮藤官九郎が脚本を担当している作品は『マンハッタンラブストーリー』(TBS系、2003年)『うぬぼれ刑事』(TBS系、10年放送)など、視聴率が高くなくても『DVDが売れる』と言われているように、今作も初回に10.1%を獲得以降、6~7%台が続いています。また、3話では、先生役の主人公・錦戸が義姉の中村静香に『生徒に勉強を教えてほしい』とお願いするシーンで『それは無理。私、堀越だから』と断るシーンがあったのですが、『堀越』とは芸能コースがある堀越高等学校のこと。放送後には番組側が、実在の学校名を使用したことで『在校生の皆様、今後の進路として考えている受験生を始めとして、先生、保護者の皆様、学校関係者の皆様にご迷惑をおかけするものでした』と、謝罪文を発表したことがニュースになりました。低視聴率な上に、番組側への印象がマイナスになるような話題で、ミソがついてしまいましたね」(同)
2ケタと1ケタを交互に繰り返すという慌ただしい数字を記録している丸山の『ぬ~べ~』と、1ケタ後半に落ち着いている錦戸の『ごめんね青春!』。関ジャニ∞メンバー主演作が4話でそろって1ケタに低下してしまったが、どちらが先に2ケタ回帰できるだろうか?