トンチキ感、水着Jr.、少年性らジャニーイズムを探る!『ジャニー生誕祭』レポート
■ジャニー喜多川の世界はもうウケない!?
ジャニーさんの顔写真で作ったお誕生日ケーキ☆
ここで、お客さんから「KinKi Kidsはどうですか?」という質問が。「重いテーマですね(笑)」(関)と思わず本音が漏れますが、2人組ユニットは、ジャニーさんが寵愛してる人たちであると前置きし、
「帝国劇場を沸かせる人と、奈良の大仏の前で歌う人(笑)。タッキー&翼の場合も新橋演舞場の人と、フラメンコを踊る人という組み合わせです。つまり、舞台でジャニーさんの世界を継いでいくのは堂本光一と滝沢秀明であり、一方の堂本剛と今井翼に関しては単純に“好き”(笑)。正当なる後継者と、寵愛という対照の組み合わせですね」(関)
と次期後継者の予想も飛び出します。しかし気になるのは、ジャニーさんが寵愛するグループは近年世間では受けていない点。「ジャニーさんのプライベートグループだったNYCや、Hey!Say!JUMPも離れてから調子が出てきました」(田幸)「ジャニーさんのカラーが世間からズレて行ったりすることはないですか?」(太田)と、心配が上がると
「いわゆるジャニーさんの色って、普遍的な価値観ではないと思うんですよ。SMAPや嵐はあまり“ジャニーさん色”を感じさせませんけど、日本人全員に受け入れられるとなると、この2組のような戦略が必要になるでしょうね」(関)
と、ジャニー喜多川的世界観の“限界”に触れられると、会場はガックリと落胆した雰囲気に……。近年では引退説も浮上していますが、「まだまだ現役でいてほしい」という願いは、全国のジャニーズファンの総意でしょう。トークの最後には、
「今日のお話であらためて感じたんですが、5万人のお客さんが入るドームでジャニーズがコンサートをしても、5万人一人ひとりがジャニーさんと結ばれているような感覚になれる。そこがジャニーズファンの幸せかなと思いました」(太田)
と、「ジャニーさんと一人ひとりが結ばれる」ことこそが快楽であるとの“名言(迷言)”が飛び出し、終了しました。
エンディングには、ジャニーさんのギネス掲載顔写真をプリントしたケーキが登場し、会場もヒートアップ。読者からの「ジャニーさん&ジャニーズ事務所へ伝えたいメッセージ」を上映しながらイベントは終了しました。
類まれなる審美眼と大胆な発想で、ジャニーズ帝国を築き上げたジャニーさん。勝手に誕生日をお祝いしちゃう健気なファンのためにも、ジャニーさん、どうかいつまでもお元気で!
※次ページからは、読者アンケート結果【ジャニーさん&ジャニーズ事務所へ伝えたいこと】&【ジャニーさん、ジャニーズの世界の魅力】