嵐、20万円の転売チケットも! 「法外な値段が800件以上」で無効処分の可能性は……
11月14日の福岡 ヤフオク!ドーム公演を皮切りに、5大ドームツアー『ARASHI LIVE TOUR 2014 THE DIGITALIAN』を開催する嵐。嵐のコンサート・イベントのチケットはネット上で高額取引されることが日常茶飯事となっているが、今年のツアーでは早くも正規料金から10倍以上も跳ね上がったチケットが出回っている。
「ファン人口が多い嵐だけに、近年の嵐コンサートでは、チケット価格の高騰が問題視されてきました。昨年9月に国立競技場で開催された『アラフェス』の定価8,000円のチケットが、『ヤフオク!』ではペアで40万円という驚愕価格がついていたことも。コンサート事務局も正規ルート以外で購入したチケットに関して厳しい目を向けており、ネット上での転売が発覚したチケットは“無効”とし、座席番号を公式サイト『Johnny’s net』で公開するなど、取り締まりを強化しています」(ジャニーズに詳しい記者)
そんな中、昨年は『ARASHI Live Tour 2013“LOVE”』について、コンサート事務局が大掛かりな“摘発”に動き出したことも話題に。「オークション等出品による当選取消し一覧」として、公演日時やオークションIDなどの情報を「Johnny’s net」に掲載。名古屋・札幌・大阪公演分の167件ものチケットを無効処分にし、“復活当選”としてほかの会員に再販売することを公表していた(既報)。コンサート事務局が本格的な転売防止に乗り出したことで、ようやくネット上でのチケット出品数も減少するかと思われたのだが……。
「今回のツアーは10月1日から福岡・大阪・名古屋公演の当落が発表になり、『ヤフオク!』やチケット売買サイトに続々とチケットが出品されています。『ヤフオク!』では、大阪公演が2枚ペアで即決価格20万円、15万円台に設定されているチケットも見受けられ、チケット売買サイト『チケットストリート』では、1枚20万円の値がついたものもあります。そのほか、『チケット流通センター』では福岡公演が1枚あたり17万円台など、法外な値段のチケットが800件以上も登場。昨年のコンサート事務局の対策はなんだったのかと思うほど、ネット上でのチケット転売は収まる気配がありませんね」(同)
嵐はコンサートだけでなく、5人の出演映画『ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶん HAPPY』のチケットも正規の1,500円以上に値上がりしており、9月中旬に米ハワイで開催されたデビュー15周年記念ライブ『ARASHI BLAST in Hawaii』のライブビューイングのチケットは、ネット上で5万円前後になったものもあった。
人気ゆえに営利目的のチケットが出品されてしまうのは仕方がないことかもしれないが、今ツアーでも1人でも多くの純粋な嵐ファンが会場に入れることを願うばかりだ。今後のコンサート事務局の対応に、注目が集まる。