唇の感触、肌質にウズウズしちゃう！　クラブで出会ったブラックガイと『SATC』みたいに……

　その後、「ねえ、踊りに行こうよ」ってことで、ホールへ向かった私たち。こんなこともあろうかと、その日は結構高めのヒールを履いてたわ。つまり、酔ってよろけたフリして彼に支えてもらおうって魂胆よ。相変わらず音楽はダサイし、ライトが逆光だから彼の顔が見えないんだけど、「楽しいー！ 全然見えないけど、楽しいー！」って感じ。しかも、彼の肌質、そしてぷっくりとした唇を見てたら、「これ、これ、これよ！」って、もうウズウズしてきちゃった～～～！ 私が彼の唇を見てウットリしてたのがバレたのか、彼ったら、そのまま流れでキス。ああ～、私がほしかったのは、この感触よ～。

　そうこうしているうちに、「もう3時だから、ボクたち、ココを出なきゃ」って言い出した彼……。えー！ もう？ ヤダー！ ……でも、仕方ないわよねえ。もともと向こうは別の集団で、私は女友達と、2人のホワイトくんと一緒だったんだし。だからせめてケータイの番号とアドレスだけ交換したんだけど、その後、私がクラブでケータイを紛失するというとんだ失態……。彼ったら、別れたあと、すぐメールをくれたみたいだったんだけど、そんな調子だったから、わからなくて……。

　でも、その彼とは、後日デートまでこじつけたの。ハッキリ言って、超タイプだし、ついにプラム麗子の“ブラック・トリップ”も終焉!? って感じで、心がザワザワしたわ。というわけで、魅惑のデート話は、次回お届けします！

プラム麗子（ぷらむ・れいこ）
山形県出身、都内在住のカメラマン。年に数回、海外旅行に出掛けてはさまざまなブラックメンと親睦を深めている。アフリカ系からアジア系まで、褐色の肌であればより好みせずトライする、重度のブラックメンオンリー。