唇の感触、肌質にウズウズしちゃう! クラブで出会ったブラックガイと『SATC』みたいに……
前回の“ホワイトチャレンジ”で、「やっぱり男はブラックだわ!」とあらためて実感した私。そういうわけで、今回は「BLACK MEN ONLY」のコラムタイトルにふさわしく、ブラックガイとのロマンスをお届けするわ。
さて、私がステキなブラックと出会うために、よく海外旅行に行く話はこのコラムでもしたことがあると思うんだけど、いつも旅行は1人ってわけでもなくて、たまに女友達と一緒に行くことがあったの。その女友達から、「久々に会う外国人の友達がいるから、一緒にクラブにでも行かない?」って誘われたことが、今回の話の取っ掛かりよ。
なぜか、あまり気乗りしなかった私だけど、「ブラックが来るかも……」と淡い期待を抱いてOKを出してみたわ。当日、あるクラブで彼らが来るのを待ってたら、なんと、来たのは2人のホワイト。あ~あ、気乗りしなかったはずだわー。しかも、2人の名前がどちらも元カレと一緒だなんて……。クラブで流れてる音楽は超サムい選曲だし、そこに来てるオンナどもは、来る人来る人、ファッションの冴えないブスばっかり! ドレスコードがあるとはいえ、懐かしのボディコンファッションをいまふうにした、スタイルブスのビッチにしか見えないわ!!
初っぱなから、そんなしらけた気持ちになったんだけど、友達の再会を邪魔するわけにもいかないから、ひとまず1人、喫煙所で気分転換よ。その喫煙所が、クラブの入口近くにあったんだけど、しばらくそこでくつろいでたら、なんと、イカしたブラックの団体が入ってきたじゃない! 何、何、何!? 天は私を見放さなかったってことなの!?
そういうわけで、俄然テンションが上がり、急いでタバコの火を消したわ。そのブラック集団がお酒を売ってるラウンジに向かったもんだから、手に持ってたお酒をサッと捨てて、私もラウンジへGOよ! ピタッと彼らの後ろに並んだんだけど、1人のブラックが意味ありげなまなざしで私に合図してくるじゃない。キャーー!
「目で合図」って、もちろんこの意味わかるでしょ? 『セックス・アンド・ザ・シティ』を完全網羅している人にはもちろんイージー・クエスチョンよね。つまり、外国人は気になる異性に対して、そうやって目で合図をするものなの。この場合、そのブラックが私を気にしてるってことよー! もちろん、すかさず私も両眉を上げてお澄まし顔よ。
そういうわけで、一気に上機嫌になった私。その後、しばらくたって、もう一度喫煙所へ一服しに行ったんだけど、よくよく目を凝らせば喫煙所のはしっこに、さっきのブラックがいたのよ! ちなみに、暗い場所では、目を凝らさないと見えないというのがブラックの常識だから、覚えておいて。その喫煙所は結構広い場所だったんだけど、すかさず彼の隣へすり寄っていったわ。「ハロー、楽しんでる?」なんて会話をしたんだけど、たわいのない会話を続けているうちに、彼がカッコよくて、背が高くて、優しくて、しかも“横須賀ネイビー”だということが発覚。え……海軍? ま、まあ、もう“アレ”は時効だからOKよね! そう自分に言い聞かせつつ、「今日の音楽って、私あんまり好きじゃないの」みたいな話をしたら、「実はボクもだよ」なーんて。片言の英語だけど、なーんか気が合ったのよね。ウフフフ~。