サイゾーウーマン美容・健康“自分のため”のキレイを認める 美容・健康 『ダイアナ年代別プロポーションコンテスト』レポート “自分のため”のキレイを認める――美容コンテストに咲く女たちの「キレイ!」の声 2014/10/19 16:00 美容スポットダイアナ美魔女 横浜アリーナのステージには、20~60代の女性が並ぶ 日曜の昼下がりにたまにテレビでやっている、美容会社のコンテストが筆者は大好きだ。汗と涙と根性の果てにつかんだ栄光に、甲子園を見たときのようなさわやかな感動を覚える。しかし、どの会社もそう頻繁にはコンテストを行えないだろうし、たかの友梨さんのところは労使問題でそれどころではないはずだ。そんな中、補整下着で有名な“プロポーションづくり”のダイアナが全国大会を開催すると聞き、会場の横浜アリーナに行って来た。 『ダイアナ年代別ゴールデンプロポーションコンテスト』は全国のダイアナサロンのお客さんが対象で、地区大会を経て決勝大会を勝ち抜いた20代、30代、40代、50代、60代以上のファイナリストがそれぞれ20名ほど登壇する。くびれたプロポーションがよくわかる、胸元にダイアナと書かれたレオタードにハイヒール姿だ。マイクアピールのあと、各世代の準優勝者と優勝者を選び、全世代から各特別賞と、最後に1名のグランプリが選ばれる。 横浜アリーナの客席は9割以上が女性。特に多かったのはアラフォーからアラフィフ世代の人生の先輩たちだ。彼女たちはファイナリストと同じダイアナサロンに通うお友達で、応援のために全国(北海道、沖縄のサロンの人もいた)から駆けつけるのだ。「○○ちゃん(ファイナリストの名前)」や「かわいい」などと書かれた横断幕が広げられ、手にはデコデコに盛られたウチワや、アイドルオタの人が指の間一本一本に挟むルミカのような物を持ち、応援に慣れているのがよくわかる。毎年恒例の女子校の文化祭のようだ。高校球児にとっての甲子園が、“ダイアナ女子”たちの横浜アリーナなのだ。 ■“自分のため”のキレイを認め合う仲間 決め決めの応援グッズで固めた彼女らは、お友達のファイナリストが出ると、皆で黄色い声で「(せーのっ)○○ちゃーん!」と観客席から檄を飛ばす。ファイナリストにしてみたら、痩せてキレイになり、横浜アリーナの壇上に立てて、観客席からは地元の仲間たちが手作りの応援グッズでエールを飛ばしているのだ。感無量なことだろう。 マイクアピールはさすがに年の功で、とにかく「60代以上の部」が聞かせまくっていた。ある先輩は「お迎えが来るまで、これからもよろしくお願いします」とシルバー世代の鉄板・お迎えギャグで会場を沸かせ、また別の先輩は、「今まで杖がなくては歩けなかったのに、(ダイアナで体質改善が進み)今日は杖がなくステージを歩けます」と淡々とした、でもうれしそうに話し、会場は雨のような拍手に包まれていた。この一体感はテレビでは味わえない、ライブならではの醍醐味だろう。 12次のページ Amazon 『美-「見えないものをみる」ということ (PHP新書)』 関連記事 「ガーリー」「女子」ブーム終焉で、女性たちの意識が向かう先とは「内面磨け」「チャラい」の声に大反論、「美ST」が問う「美魔女で何がいけないの?」"美尻""美乳"という言葉に群がる、女心の深層とは若者に迎合する「美ST」に喝! “私”主義のババアのプライドを取り戻せ!自殺者まで出た異様なミスコンブーム――「美人」が戦後日本にもたらした光と影