松村雄基が見せた、神様レベルの“男気”を素直に受け取れない深~いワケ
テレビ&芸能ウォッチャー界のどぶさらい・佃野デボラが、誰も取り上げない、語るに値しない些末なニュースをソムリエ感覚でご提案します。
街を歩きながら道のちょっとした凹みにつまづいて足をグネッてやったとき、舌打ちしながらその凹みを3秒睨む。そんなフィーリングにマッチする「さざ波ニュース」です。9月前半の歯クソみたいなニュースを3つお届けします。
■第3位 凡人には理解できない、“ISEYART” の心髄
9月7日放送の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)に出演した伊勢谷友介。「我慢するのがいや」「料理や掃除をしてくれるのも愛情のうち」など、独自の結婚観を語り、各メディアで「ドイヒー」だの「長澤まさみは別れてよかった」だのと取沙汰されていたが、「さざ波ニュース」が着目するのはそこじゃねーんですよ。見ました? あの絵を!! 伊勢谷が目下建設計画中だという事務所兼住居のデザイン画ですよ。キてたよ、あれは。「玄関にドクロのステンドグラス」「間伐材を利用して」「風呂の前の壁に風呂の絵を描いたら面白いでしょ?」「バスルームに小さな扉を作って、そこからビールジョッキを」「お風呂で客人をもてなしたい」「倒木を縦に割ってバコーンと壁にはめたい」……etc.、独自の(激めんどくせー、かつ薄っぺらい)空間プロデュース論を語っていた。これはいい。「FUMIYART」(藤井フミヤが提唱するアート)に追いつけ追い越せの香ばしさだ。収録現場に居合わせたMC、スタッフ、観客、誰ひとりとして共感できていないことが解せない“ISEYART”。「いろんな部屋が連なってるみたいにしたい」と、壁に扉がいくつも並ぶデザイン画を手に力説するも、上田晋也に「カラオケボックスみたい」と一蹴されて苛立つ“ISEYART”。芸大出ている“ISEYART”。異母兄は寛斎“ISEYART”。凡人には理解できない“ISEYART”……。“ISEYART”はスタイルであり、生き方だ。そして、確実に言えることは、「もし自分が業者だったら、死んでも “ISEYART” からの発注は受けたくない」ということだ。コンセプトが曖昧なくせに要求が死ぬほど細かく、何度もリテイクさせるモンスター・クライアントに決まっている。
■第2位 山田まりや、親バカが過ぎて公衆トイレ個室内で息子を撮影
全力の「妊活」の末、念願の子宝を授かり、うれしさのあまり助産院に友人十数人を集めてイキむ姿を見せる「パーティー出産」にて、一昨年、長男を出産した山田まりや。公式ブログ「mariyamin V」での、愛息へのデレデレが止まらない。知人の結婚パーティーに息子(ムネちゃん)を連れて出席した16日更新のエントリーでは、前半こそパーティーの様子を語っているが、後半は《セクシーなポールダンスショーを見たらご機嫌復活! とたんにキメ顔になったムネちゃん》《チャビーギャングの柔らか素材のセットアップ おめかしムネちゃんにメロメロでした》など、いつものように「今日のムネちゃん」に関する記述が踊る。さらに、《トイレでもママにいっぱい投げキッスしてくれました(笑)》と、女性用トイレに備え付けの母親が用を足す間に子どもが歩き回らないためのチャイルドシートに座らせた息子の写真を掲載している。普通トイレの個室内で子どもの写真撮るかね? その上、マクドナルドのキャンペーンに登壇してチキンを床に落とし、「3秒ルールだから大丈夫大丈夫」と拾い食いした山田である。息子とイチャつくのに忙しいからと、夫に全ての家事をやらせる山田である。十数人の目の前でイキんだ山田である。これは、用を足した後パンツも上げずに、あるいはまだ用足しの途中で「キャ~!! ムネちゃんキャワイイ!」とシャッターを押したのでは? ……と勘ぐらざるをえない。