V6・岡田准一、Sexy Zone・マリウス葉に見る、ジャニーさんの新グループを決める法則
「じゃあ、一緒にバレーボール一緒にやる?」
と声をかけたのが、イノッチだった。するとちょうどそこに現れたジャニーさん、この様子を見て、叫んだ。
「バレーボールで呼んだのに信じられないよ! バレーボールやってんの、アイツだけじゃないの!」
そして、そんな岡田のことが気になったようだ。
「『やる気あるね』みたいな感じで」(イノッチ)
これがV6の結成秘話だという。人気や実力のあるJr.たちは、その過程の中で、グループを組んだり、シンメの相手が決まったり、デビューに向けた形が少しずつ作られていくが、ジャニーさんの中には、この岡田のときのように、デビューを決める最後の“何か”があるんだろうなという気がする。
KAT-TUNやキスマイなど、既存のグループのままのデビューのパターンは別として、まったく新しいグループを作ってデビューする場合には、こういうパターンが多い気がする。もう発車準備はほぼ整っていて、あとは発車のベルが鳴るのを待つだけ。ベル役による化学変化が、ジャニーさんが求める未知数のサムシングということなのだろう。
Hey!Say!JUMPだと、男闘呼組の岡本健一の息子という飛び道具、岡本圭人と、最年少記録を更新する、森本龍太郎。Sexy Zoneなら佐藤勝利が入って準備が整ってからの、マリウス葉だ。
来年2015年は、また4年に1度のバレーボールデビューのグループが誕生することは確実視されている。北ジェシ(松村北斗&ジェシー)、じぐいわ(神宮寺勇太&岩橋玄樹)、しょうれん(平野紫耀&永瀬廉)、さらにSnow ManやTravis Japan、そして旧バカレアや謎選抜など、デビューに近いところにいるシンメやグループはたくさんある。ある程度固まってきていて、ベル待ち状態なのかもしれない。
岡田の頃から、発車ベル役/サプライズ枠は、ジャニーズに入って間もないJr.がいきなり抜擢されることが多い。“ベル”が、まだジャニーズ入りしていない未知の少年である可能性は高い。そう思うとちょっとワクワクする。
(太田サトル)