ファンにブラジャーを投げつけられた、1D・ハリーの表情がかわいいと大好評
2010年にイギリスの国民的オーディション番組『Xファクター』でグループを結成して以来、世界各国で空前の大旋風を巻き起こし続けているワン・ダイレクション(以下、1D)。その勢いは衰えることを知らず、毎年のように新作アルバムをリリースし、ツアーで世界中を駆け巡るなど、多忙な日々を送っている。かなりお疲れ気味の5人だが、契約の関係上2016年までは解散できないとのことで、本人たちも2月に「解散はしない!」と断言。年内には4枚目となるニューアルバムが発売されると伝えられている。
しかし、パパラッチや熱狂的なファンに追い掛け回されるストレスから解放されたかったのか、メンバーのゼイン・マリクとルイ・トムリンソンが移動車内でマリファナを吸っていたことが発覚。先月28日、英大手タブロイド紙「Mail Online」が、2人のマリファナ吸引動画を電子版で公開し、その際にルイが黒人差別用語を口にしていたため、バッシングはさらに拡大した。この騒ぎに心を痛めた若い女性ファンたちがTwitterで自撮りヌード写真を掲載し、2人をサポートしようと「#SkinFor1D」活動を開始。リアム・ペインが「ばかなことはやめよう」と呼びかける展開となっている。
これまでにもライバルグループのザ・ウォンテッドのメンバーとTwitterで大ゲンカしたり、英国芸能界のご意見番ボーイ・ジョージがリアムを名指しで「態度が悪い」と批難するなど、トラブルは日常茶飯事の1D。だが、そんなボーイも、1Dの一番人気ハリー・スタイルズのことはお気に入りで、「あの子は礼儀正しい子」「若い頃のキース・リチャーズみたい」と褒めまくり、「そのうち、ハリーはグループを去るでしょうね」と予言。1Dの5人の中で、ハリーだけは別格だと絶賛している。
そんなハリーが、マリファナ&人種差別騒動の大炎上を一瞬鎮火させた。先日、アイルランドの首都ダブリンで開催されたコンサートで、ハリーが観客から投げられたプレゼントをナイスキャッチしたのだが、手にしたプレゼントがブラジャーだったことに仰天し、とっさに投げ返す、というキュートな動画がネットに掲載されたのだ。
ハリーは、2年前にもコンサートでステージに投げ込まれたブラジャーを観客席に戻す姿を動画に撮られており、プレイボーイでもあることから、ブラジャーに免疫がないわけではない。しかし、今回は投げられたものを反射的にキャッチしたこと、それが思いもしなかった大きな白いブラジャーだったことに「マジで!?」と驚いてしまったよう。目をまん丸くし口を尖らせたハリーは、すぐにブラジャーを観客席に投げ返し、食べていたバナナを飲み込みながら、「まったく~」というふうに笑顔を見せており、これを見たファンたちは、「ハリー最高にかわいい!」「ほっとする」と大騒ぎに。メディアも、「プライスレスな動画だ」とハリーのリアクションを絶賛している。
コンサートでブラジャーが投げ込まれるのは、1Dに限ったことではない。ジャスティン・ビーバーはブラジャーや下着を投げ込まれているし、トム・ジョーンズも顔めがけてセクシーランジェリーを投げつけられている。アダム・ランバートに至っては大人のおもちゃを投げ込まれているのだ。
セクシーなものばかりが投げ込まれるわけではなく、ジャスティンは卵を投げつけられたことがあるし、ラッパーのルーペ・フィアスコはトマトを、パンク・バンドのグリーン・デイは野外コンサートで泥を投げ込まれてブチ切れたことがある。カニエ・ウエストも小銭を投げ込まれ、「クソみたいなものは投げ込まないでくれないか」と激怒。ハリーも以前、顔めがけて未使用のタンポンを投げつけられるという散々な目に遭い、「なにがなんだか……」という表情で流していたことがある。
マリファナ&人種差別騒動に対する謝罪声明をなかなか発表しないため、1Dを批判する声は日に日に高まっている。ハリーのキュートな動画はファンにとっては大きな癒やしになっているが、イメージダウンし続ける1Dにとっては、残念ながらカンフル剤にはならないだろう。ボーイ・ジョージが予言したように、ハリーがグループに見切りをつける日も、ひょっとしてそう遠くはないのかもしれない。