嵐・二宮和也が「主体性のある」ジャニーズWESTを見て反省した、嵐デビュー当時とは?
ジャニーズの新グループ・ジャニーズWESTと嵐が共演した4月18日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)。番組では、ジャニーズWESTが大先輩の嵐にメンバーそれぞれの「役割」を質問するなど和やかにトークが展開され、双方のファンにとってもうれしい絡みが披露された。そんな、まだデビューしたてで初々しいジャニーズWESTの印象について、二宮和也がデビュー後の嵐を振り返りつつ印象を語った。
二宮がパーソナリティを務めるラジオ番組『BAY STORM』(bayfm、5月18日放送)では、リスナーから『Mステ』で共演した「ジャニーズWESTの印象」についてのお便りが届いた。二宮は彼らに抱いた印象を「元気だよね」とつぶやき、自分たちのデビュー時は「あんなに元気じゃなかった」と回顧した。
ジャニーズWESTは当初発表のあった4人組から、メンバーの直談判によって3人が追加され7人組となる経緯があったが、こうした事情を例に出した二宮は「今の若い子たちは“自分たちが主体”で動いている」とした上で、
「俺たち、だってもう3人ぐらい辞めたかったからさ、辞めるってことを言いにいってたけど。だから主体性がなかったの。デビュー当時って。貰ったものをずっとやってることしかなかったの。(中略)近年デビューした人たちって、ちゃんと主体性を持って行動してる人たちが多いんだろうなって思う。だから『若いのにしっかりしてるな』って見えるんだろうね。全然なかったもん、そんなの」
と、デビュー当時の嵐のリアルな状況を告白。メンバーの増員をジャニー喜多川社長に直談判したジャニーズWESTに対し、二宮のデビュー時は「これやりたい」「デビューしたら、こうなりたい!」といった理想がなかったという。
「だから、スゲー静かだったもん。テレビとか出てても。『別にもう、なんかいいんです。俺たちは』みたいな(笑)。だから(ジャニーズWESTは)素晴らしいと思う。スタートが違うんだもん。そんなスタート切ってるんだもんね。スゴイなと思うね。だからやっぱそういう形であるべきなんだよ、デビューするっていうことはね」
卑屈だったデビュー時を振り返るとともに、自分たちの力で7人でのデビューを掴んだジャニーズWESTに対して、率直な感想を漏らす二宮。
また、ジャニーズWESTのメンバーも、5月11日放送のラジオ『ジャニーズWEST もぎたて関ジュース』(ラジオ関西)で、嵐と共演した『Mステ』の感想を明かしている。濱田崇裕いわく、嵐の楽屋に挨拶に行った際に二宮はゲームをしていたそうだが、「座ってたのに、立って『ウイッス』って挨拶をしてくれた」などと、うれしそうに報告していた。
自身のラジオでは主体性のなかった過去の自分を反省するかのように、ジャニーズWESTに敬意を示していた二宮だったが、一方でジャニーズWESTのメンバーは偉ぶることなく接してくれた二宮の姿にあらためて感激していた様子だった。そんな謙虚さこそ、嵐が国民的グループに成長できた秘訣なのかもしれない。