人気の陰りが焦りに? ガガ、宿敵ケイティ・ペリーに嫌みをチクリ
4年前からいがみ合っているとウワサされている歌手のレディー・ガガとケイティ・ペリー。
楽曲の素晴らしさはもちろん、パンクとポップとセクシーさを融合した独特の衣装に赤、青、紫とカラフルに染めたヘアスタイルが最高にキュートだと多くの女性ファンを獲得し、ナイスボディな彼女に男性も大フィーバー。ポップ界には欠かせない存在として、世界中から愛されるようになったケイティ。
一方のガガは2008年にリリースしたデビューアルバム『ザ・フェイム』が大ヒットし、世界中で音楽チャートの記録を塗り替え、“類いまれなる才能を持つアーティスト”として大勢のファンを獲得した。奇抜な衣装やパフォーマンス、挑発的で論議を醸すミュージックビデオなどが話題になり、音楽界において常に中心的存在となっていた。
このように人気と話題を集めていたガガだが、最近その人気に若干の陰りが見られるように。露出度が高いだけで趣味が悪い衣装を着たり、嘔吐画家のゲロを浴びながらパフォーマンスをするなど、ゲテモノ路線に走っていることが世間の不評を買っているのだ。昨年11月に開催された『アメリカン・ミュージック・アワード』に、巨大な作り物の白馬に乗って現れたときも「ダサい」と失笑され、年末に髪を緑色に染めた時も「汚い」と報道されるありさまだった。
そんなガガが8日、Twitterで「グリーンの髪と馬のマシーンが、今のはやりらしいわね」とつぶやいた。4月に入り鮮やかなグリーンに髪を染め、先日スタートさせたコンサートで巨大なゴールデンホースに乗り、「カッコイイ!」と話題になったケイティに対して、「アタシのマネじゃん!」とイラ立ちをぶつけたと、メディアが騒いでいる。
ガガとケイティの対立は、10年にケイティがTwitterで「神への冒涜をエンタテインメントのネタにするのは、コメディアンがオナラをジョークにするくらい低俗なこと」とツイートし、これがガガの持ち歌「アレハンドロ」に対するものだと双方のファンがネットでヒートアップし合う騒ぎに発展。以来、2人の対立が多々報じられるようになったのだ。
2年前には、ケイティのツイートを根に持っているガガが、ケイティと同じ空気を吸うのも嫌なほど嫌っていると報道。グラミー賞ではできるだけ離れた席を用意するよう、双方の代理人が要求していると伝えられた。
昨年、股関節唇損傷の治療で活動を休止していたガガの復帰作となったシングル「アプローズ」と、ケイティの「ロアー~最強ガール宣言!」が共に8月12日にリリースされた時には、ネット上は「ケンカを売っている」「わざとに違いない」と大騒ぎに。ガガは翌日出演したラジオ番組で、「たまたま同じ週にシングルをリリースしただけ」「そりゃ、都合悪く感じた人や気まずく感じた人もいるだろうけど、みんなが爆発するほどネガティブに考えなくてもいいと思うのよ」と述べ、「アタシはケイティ・ペリーのこと、本当に好き。彼女のファンも好きよ」ともコメント。ガガとケイティのファンがネット上でバトルを展開する前に釘を刺した。
しかし、ガガの3枚目のアルバム『アートポップ』と、ケイティにとって3年ぶりとなるサードアルバム『プリズム』が1カ月も離れずしてリリースされ、初週売り上げはケイティの『プリズム』が28万枚と、『アートポップ』の25万枚を上回る結果に。これにガガが非常に気を悪くしているとウワサされるように。このことについて、Twitterのフォロワー数もガガを超えたケイティは、「ワタシたちが対立しているという不健康なウワサを否定させてもらうわ」とのコメントを出したが、ガガはこの発言にも相当ムッとしているとゴシップされた。
今年に入ってからも、ガガVSケイティのウワサはインターネットに漂い続け、3月に米音楽誌「ビルボード」のインタビューを受けたガガは、「アタシとケイティ・ペリーの件は、本当に意味不明」「アタシの音楽は(彼女の音楽と)まったく異なるものだし、これ以上どうしろっていうのよ」と、ケイティと対立しているというウワサをあらためて否定。しかし、「アタシはそもそもポップミュージックっていう型には収まりきらないの。でも、一応ポップを経てきたわけだし、型にはまらなくてもいいんだって思ってもらえるようにポップを変えられたと考えたいわね」とも発言しており、“ポップを超えるアタクシが、単なるポップ歌手のケイティを相手にするわけないじゃない”とも受け止められると話題に。