「V6は抱き合わせ」嵐らジュリー派閥がIT業界に歩み寄り!? 「GREE」CM出演の裏側
時代ごとに、シブがき隊、光GENJI、SMAP、TOKIO、嵐など、人気アイドルを世に送り出してきたジャニーズ事務所。しかし昨今、事務所内が揺れに揺れていることを知っているのはマスコミとファンの一部のみだ。今回は、飯島派&ジュリー派のマスコミ戦略についてジャニーズ暴露大会を開催!
A…週刊誌記者。芸能マスコミ全般、特にジャニーズネタに関心とネットワークが強い。
B…テレビディレクター。近すぎず遠からずの距離でジャニーズと仕事で絡む。
C…放送作家。フリーで朝の情報番組系に関わる。
D…芸能事務所関係者。スポーツ紙からネットニュースまで芸能ネタ収集に余念がない。
(前編はこちら)
A ところで最近、SNSを運営する「GREE」とジャニーズの絡みも気になりませんか? TOKIOに嵐、V6など、こぞって「GREE」のCMに出演しています。
D すべてジュリーさんが管轄しているグループですね。確か、TOKIOが一番初めに起用されたんじゃなかったでしたっけ。そのあとに嵐、KinKi Kidsと次々起用されましたね。
B ネットメディア事業を主体とする企業CMにジャニーズが出演するのは衝撃でした。嵐はJALや日産自動車、日立などナショナルクライアントのCMに出てるのに、こんな携帯ゲームのCMにまで出るんだ……って。嵐が出たのはゲームのCMではなく企業CMですが、他クライアントからしたら、あんまり気分がいいもんじゃないよね。
A KinKi Kidsの出演に当たっては、ジャニーズ側がGREEに対してV6を抱き合わせで使うよう求めてきたらしいですよ。GREE側が難色を示しても引かなかったとか。
B KinKi Kidsはジャニーさんの直轄で、飯島さんでもジュリーさんの物件でもないから、双方の案件でニュートラルに使いやすいんですよね。
D 確か、近藤真彦と少年隊・東山紀之もそうでしたよね。話が脱線してしまいますが。
C V6は、坂本昌行と森田剛が舞台で活躍していますが、テレビとして需要があるのは岡田准一と井ノ原快彦の2人くらいですからね。そういえば、GREEではありませんが、岡田は携帯ゲームのCMに現在出ています。
A でも、そのV6のメンバーが出演するソーシャルゲーム『ラブセン~V6とヒミツの恋~』が、すごい人気だそうですよ。国内アーティスト初の実写恋愛ゲームなんだって。わざわざゲームのために写真を撮り下ろしたみたい。
C メンバーとデートする内容ですよね。結構人気があるみたいで、私も一度やってみました(笑)。あれは、ファンにとっては、夢を具体化してくれた商品でしょう。
D アイドルとデートという少女マンガみたいな設定ですが、画面にV6が出てくるだけでファンはうれしいですよね。かなり好評だったみたいで、リアルイベントも赤坂サカスで開催されてました。これも長蛇の列ができてましたよ。
A ジュリー派閥は、ソーシャルゲームやIT業界を、うまく使っていきたいのかもしれませんね。
C 飯島さんは政府や国、ジュリーさんはIT業界にと、ジャニーズがテレビに見切りをつけ始めたということは、テレビ業界は本当にやばいかもしれませんね(苦笑)。
B ドラマも映画も、SMAP、嵐クラスになると、チャレンジさせるのが厳しいですからね。木村拓哉だって、ドラマで主演を張るのも限界がきてます。7月からは『HERO』(フジテレビ系)のシーズン2に主演予定ですが、前作を盛り上げていた松たか子も、阿部寛も出演しません。松たか子の役を北川景子が演じる予定らしいですが、実力派がいなくなった分、薄いドラマになりそうですね。
D 二宮和也の3年ぶりドラマ『弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)も大コケですしね。飯島さんもジュリーさんも「あとはブランド力をつけたい」という胸中は同じのようですね。
(南禅寺都)